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料金は月額制

マイクロソフト、「Windows 365」を8/2提供開始。Windows 10/11対応の“クラウドPC”

公開日 2021/07/15 12:13 編集部:川田菜月
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マイクロソフトは、クラウドサービス「Windows 365」を発表。Windows 10または2021年後半に一般提供が予定されるWindows 11に対応し、企業向けに8月2日から提供する。

クラウドサービス「Windows 365」

Windows 365では、オペレーティングシステムをMicrosoft Cloud上に移行することで、全てのアプリケーションやツール、データ、および設定などをクラウド上から取得し、個人や企業の場所およびデバイスを問わずに利用できるようになる。同社はこれをハイブリッドワークのための「Cloud PC」と呼称し、より効率的かつ安全な業務が可能だとしている。

設計段階からセキュリティを考慮し、ゼロトラストの原則に基づいて構築したとのことで、安全性にも配慮。常に最新状態にアップデートされ、マイクロソフトの豊富なセキュリティ機能とベースラインの強みを活かし、現在の環境に最適なセキュリティ設定を推奨するとのこと。

Windows 365ではクラウドとデバイスの機能を活用し、利用者それぞれにパーソナライズされた自分専用のCloud PCを提供可能。これによりCloud PCを使用することで、ユーザーはログイン時にデバイスを横断し、中断箇所から作業を再開することもできる。

オペレーティングシステムは、Windows 10または2021年後半に一般提供開始となるWindows 11のいずれかを選択でき、ユーザーごとに月額料金が設定され、各企業は自社に適合したCloud PCを選択できる。

Cloud PCはクラウド上に管理されるため、容易に規模拡大や縮小が可能だとし、企業のIT部門にとっては展開、更新、管理が簡潔に行えると強調。またWindows 365はエンドポイント向けに最適化されているため、Microsoft Endpoint Managerを用いてCloud PCの調達・展開・管理を、物理的PCの管理と同様に行えるという。またより多くのカスタマイズや柔軟なオプションを求める企業向けに、Azure Virtual Desktopのイノベーションも継続するとしている。

同社は、「以前よりセキュリティを確保しつつ柔軟に働ける環境づくりが求められている。またリモートワークが増えた昨今においては、企業は多機能性や簡便性、セキュリティを向上させながら、さらに生産性をも向上させる必要がある」とし、Cloud PCがあらゆるデバイスをパーソナライズした新カテゴリーであり、生産性の高い安全なデジタルワークスペースとなるとアピールする。

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