AIを活用した手ぶれ補正も

ファーウェイ、SIMフリーのダブルレンズスマホ「P20」を6月15日発売。69,800円前後

編集部:風間雄介
2018年06月11日
ファーウェイは、PシリーズのSIMフリースマートフォン「HUAWEI P20」を6月15日に発売する。価格はオープンだが、69,800円前後での販売が予想される。本体色はミッドナイトブルー/ブラック/ピンクゴールドの3色展開。本日、東京都内で発表会が開催された。

「P20」はAndroid 8.1を搭載。RAMは4GB、ROMは128GBとなる。EMUI 8.1も採用している。プロセッサーはKirin 970で、NPUも内蔵している。

「HUAWEI P20」

ノッチを上部に設けたフルビューディスプレイを採用

Leicaダブルレンズカメラを搭載。12メガピクセルのRGBと20メガピクセルのモノクロという構成だ。

手に持ったところ

Leicaダブルレンズカメラを搭載

高精度な色温度センサーを搭載し、様々な環境に合わせてピクセルレベルで色温度を調整する。そのほか、背景をぼかした写真が撮影できるポートレートモード、撮影後にもフォーカスやぼけ味を調整できるワイドアパーチャ機能も備えている。

様々な環境に合わせてピクセルレベルで色温度を調整

カメラの設定画面

またP20のAIチップセットには、1億枚を超えるサンプル画像に基づく学習データをインプット。19種類のシーンや被写体を認識し、最適な撮影方法を自動設定する。また、機械学習によるマルチフレーム手ぶれ補正機能も搭載。そのほか、960fpsのスーパースローモーション撮影機能なども備えている。

ポートレートモードを搭載

センサーサイズもライバル機より大きいという

またフロントカメラは24メガピクセルで、セルフィーが撮りやすいよう工夫している。逆光のセルフィーも美しく撮影できるという。3Dポートレート機能なども備えている。

ノッチ部にセンサやフロントカメラを搭載

実際のノッチ部

ディスプレイは約5.8インチで、ノッチを上部に設けたフルビューディスプレイを採用。ただし同社ではiPhone Xに比べてノッチ部分が小さく、目立たないとアピールしている。解像度はフルHD+となる。ノッチが気になる場合、ノッチ部分を隠す設定にすることも可能だ。

iPhone X(右)とノッチの大きさを比較

iPhone Xよりも明るいとアピール

なお、画面の明るさは約770ニット。ファーウェイでは「iPhone Xよりも23%明るい」とアピールしている。

オーディオ関連では、Bluetoothの新コーデック「HWA」に対応。990kbpsのビットレートにより音質を高めている。そのほかBluetoothでは、aptX/aptX HD/LDACにも対応している。また、USB-C経由でハイレゾを再生できるイヤホンも同梱する。さらにスピーカーはドルビーアトモスにも対応している。

底面部。USB-C経由でハイレゾを再生できる

バッテリー容量は3,400mAh。約30分で約58%まで充電できる急速充電機能も備えている。

本体の薄さは約7.65mm、質量は約165g。薄さについては、こちらもiPhone XやサムスンのGalaxy S9に比べて薄いと訴求している。

ライバル機より薄いこともアピールしている

約3万円で買えるダブルレンズスマホ「P20 Lite」も

本日の発表会では、P20の下位機で、P10 Liteの後継機にあたるSIMフリースマホ「P20 Lite」も発表された。発売日は6月15日で、価格は31,980円。本体色はクラインブルー、サクラピンク、ミッドナイトブラック。

「P20 Lite」も発表された

プロセッサーはKirin 659 オクタコアで、RAMは4GB、ROMは32GB。microSDXCカードスロットも備える。

約3万円でフルビューディスプレイのスマホが買える

「P20 Lite」(クラインブルー)

約5.8インチ、19対9のフルビューディスプレイを搭載。解像度は2,280×1,080のフルHD+。ノッチが設けられている。

背面カメラはダブルレンズ構成で、約1,600万画素のセンサーと、約200万画素で距離を正確に測るセンサーを備えている。これによって、ボケ味のある写真が撮影できる。

背面カメラはダブルレンズ構成で

インカメラも約1,600万画素。ライトフュージョンという、感度を約4倍に高める技術を組み合わせ、高精細な写真を撮影できる。

なおBluetoothはVer 4.2で、aptXもサポートする。アナログのイヤホン端子も備えている。

P20なら「気軽にプロカメラマンの画質で撮れる」

発表会では冒頭、ファーウェイデバイス 日本・韓国リージョンプレジデントの呉波(ゴハ)氏が登壇。2018年第1四半期に、同社のスマートフォンの出荷台数が3,930万台となり、前年比13%増となったことをアピールした。またフォーブスのブランドランキングが79位となったほか、2017年の研究開発費が世界第6位と、アップルよりも多いことなどを紹介していった。

左:ファーウェイデバイス 日本・韓国リージョンプレジデントの呉波(ゴハ)氏 右:西山茉希さん

2018年第1四半期に、同社のスマートフォンの出荷台数が3,930万台となった

また日本市場においても、2018年第1四半期の市場シェアが4位となったこと、Androidスマートフォンの中ではP10 Liteが1位となっていることなどを紹介。ブランド購入意向度も急上昇しており、成長を遂げていることをアピールした。

またP20のカメラ性能については、「携帯電話が登場する前からライカで写真を撮っていた」という写真家の内田ユキオ氏が、実写画像とともに紹介を行った。内田氏は「花を撮るときに必要なものは澄んだ白や強い黒。P20はそれが表現できる」と説明。さらに「ライカの魅力は解像感と、彩度を持ちながら品位のある色の2点だが、P20はそれを両立している」とした。

なお内田氏によると、水族館は「カメラにとって最悪の条件が揃っている」のだという。予測しにくい魚の動きを捉える動体追従AFが必要となることに加え、ミックス光への対応能力も問われる。さらにシャッタータイムラグがあると、失敗写真になりがちだ。こういった、かなり難しい条件である水族館で撮影しても美しい写真が撮れたと、P20の性能を高く評価した。

水族館はカメラにとって最悪の条件が揃っているが、P20はその環境でも美しい写真が撮影できるという

また内田氏は、今回の撮影にあたり「スマートフォン 撮影 難しい」で検索したところ、夜景が上位に来たことを紹介。実際に撮影した画像を見せながら、周辺部も滲み無く解像するP20の性能の高さを強調した。

カメラマンの内田ユキオ氏がP20で撮影した夜景

最後に内田氏は「『気軽にプロカメラマンの画質で撮れる』などというと、プロカメラマンとして仕事がなくなってしまいそうで微妙なんですが(笑)、僕がそれを証明します」と、P20のカメラ性能に太鼓判を押した。

そのほか発表会には、モデルの西山茉希さんも登壇。実際に日常生活でP20を使ってみて、そのカメラ性能の高さを実感したという。西山さんが特に感心していたのが、夜間撮影モードの優秀さ。発表会に集った報道陣を「逆撮影」し、暗い会場内も綺麗に撮影できるカメラ性能を見せ、「これが一番分かりやすい!」と語っていた。

モデルの西山茉希さんは報道陣を逆撮影

P20は、モニターにつなげてPCモードを利用することもできる

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