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下位モデル「Mate10 Lite」、タブレットも発表

ファーウェイ、最新SoC搭載の旗艦スマートフォン「Mate10 Pro」。約9万円

公開日 2017/11/28 14:33 編集部:成藤正宣
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ファーウェイ・ジャパンは本日、スマートフォン新モデル「Mate10 Pro」「Mate10 Lite」、10インチタブレットPC「MediaPad M3 Lite 10 wp」を発表。「Mate10 Pro」を12月1日、「Mate10 Lite」「MediaPad M3 Lite 10 wp」を12月8日より発売する。

Mate10 Pro:89,800円(税別)
Mate10 Lite:42,800円(税別)
MediaPad M3 Lite 10 wp:37,800円(税別)

Mate10 Pro

Mate10 Lite


MediaPa M3 Lite wp

同社は本日、製品発表会を開催。フリーアナウンサーの青木裕子さん、モデルのマギーさんらがゲストとして招かれた。以下に各製品の詳細を紹介していく。

ファーウェイ デバイスプレジデント 呉氏と共に写る青木裕子さん(左)とマギーさん(右)

■Mate10 Pro

「Mate10 Pro」は現時点で同社のフラグシップモデルとなる6型スマートフォン。アスペクト比18:9、コントラストに優れ、HDRにも対応した有機ELディスプレイを採用。ベゼルの長辺が細い狭額縁デザインとなっている。

Mate10 Pro

Mate10 ProのSoCには最新の「Kirin 970」を搭載。同社の「P10」などに採用される従来型SoC「Kirin 960」と比較してより微細な10nmプロセスで製造されており、8コアCPUの電力効率は約20%、GPUの電力効率は約50%、性能は20%向上したとしている。

Mate10 Pro背面。光沢仕上げとなっている。カメラ下の丸が指紋センサー

Kirin 970の最大の特徴は、AIプラットフォームのニューラルネットワーク・プロセッシング・ユニット(NPU)が組み込まれていること。NPUはスマートフォンの利用状況を学習してパフォーマンスを向上させるほか、Microsoftから供給された専用アプリと組み合わせ音声/文章/画像からの高速翻訳、後述のカメラ撮影アシストなどに活用される。またサードパーティーアプリでもNPUが利用できるよう、同社はAPIをオープンにしている。

MicrosoftがHUAWEI向けに供給する専用翻訳ソフトをプリインストール。NPUにより高速翻訳が可能という


AI処理専用の「NPU」を搭載。システムの最適化や各種アプリで動作する
ゲストとして登場した国立情報学研究所教授の山田誠二氏は、AIの利用方法について「現在の研究では、AIは人間をアシストして共に進化していくものとして認識されている。Mate10 Proでの使われ方は、その分かりやすい例だと思う」とコメントした。

AIについて解説した山田誠二氏

背部メインカメラはLeica監修のダブルレンズカメラ。1200万画素カラーセンサー+2000万画素モノクロセンサーを備え、F値は1.6と暗所での撮影にも適応する。インカメラは800万画素で、こちらもF値2.0と暗所に強い。

Leicaが監修したデュアルメインカメラ

レーザー、深度、コントラスト、像面位相差の4種類を組み合わせた4-in-1 ハイブリッドフォーカス機能や光学式手ぶれ補正を備えるほか、NPUのアシストにより1億枚以上の画像学習から得られた被写体認識機能が働く。

こちらもゲストとして登場したフォトグラファーの久高将也氏は、Mate10 Pro のカメラ性能について、「AIアシストの効果で陰陽の差が激しい画でも露出の補正が必要なく、画角を決めるだけで非常にきれいな写真が撮れる。Leicaレンズのおかげで暗めの屋内でもライティング無しでで鮮やかに撮れ、夜景も水面に映りこみまで綺麗に撮れる、驚きの出来になっている」と解説した。

カメラについてコメントした久高将也氏

オーディオ面ではハイレゾ再生に対応。384kHz / 32bit PCMが再生可能となる。イヤホン端子は省略されていて、音声出力も本体のUSB Type-C端子から行う。なお、USB Type-Cイヤホンが本機に同梱されている。

バッテリー容量は4000mAhで、急速充電機能に対応する。本機の急速充電機能は、スマートフォンとして初めて、ドイツの第3者機関テュフ・ラインランド社が行っている信頼性試験に通過したとのこと。安全性においても優れていることがアピールされた。

ドイツの権威ある第3者認証機関テュフ・ラインランド社が急速充電の安全性を試験した

メモリは6GB RAMと128GB ROMを内蔵。microSDカードスロットは無いが、別売りのUSB Type-C SDカードリーダーを用いてmicroSDカードの読み取りが可能。SIMカードスロットは2基で、4G / VoLTEデュアルスタンバイに対応する。IP67の防水防塵規格に準拠。Bluetoothはバージョン4.2で、コーデックはaptX、aptX HD、LDACに対応する。指紋センサーは背面に搭載する。

外形寸法は約74.5W×154.2H×7.9Dmm、質量約178g。カラーはミッドナイトブルーとチタニウムグレーの2色。

■Mate10 Lite

「Mate10 Lite」は「ワイドな楽しさ、スマートな使い心地」をキャッチフレーズにしたミドルクラスの機種となる。16:9のディスプレイを採用する5.9型スマートフォンで、こちらも長辺のベゼルが狭い狭額縁デザインを採用している。

ProとLiteの比較。Proは光沢、Liteはマット仕上げとなっている

SoCはオクタコアCPUを内蔵する「Kirin 659」を採用。NPUは非搭載となる。メモリは4GB RAMと64GB ROMを搭載し、SIMスロット兼用のmicroSDカードスロットを1基内蔵する。

背面カメラは1600万画素+深度測定用200万画素のセンサー、インカメラは1300万画素+200万画素のセンサーを搭載。表裏ともにデュアルカメラとなっている。また、2種類の調光レンズにより広い領域を正確なホワイトバランスで撮影することが可能。「スタジオ品質のライティングができる」と紹介された。

Mate10 Liteのカメラは距離感を表現するダブルレンズと、ライトに特色を持つ

Mate10 LiteもデュアルカメラだがLeica監修ではない。指紋センサーはProと同じ位置

バッテリー容量は3340mAh。急速充電機能には対応しないが、Mate10 Liteから他の電子機器へUSB給電を行う「リバースチャージ」機能を搭載する。本機はUSB micro B端子を搭載していて、3.5mmヘッドホン出力端子も備えている。

Bluetoothはバージョン4.2、コーデックはaptXに対応する。指紋センサーはMate10 Pro同様背面に搭載する。

オーロラブルーとグラファイトブラックの2色展開。両方共マット仕上げとなる

外形寸法は約75.2W×156.2H×7.5Dmm、質量約164g。カラーはオーロラブルー、グラファイトブラックの2色。

■MediaPad M3 Lite 10 wp

「MediaPad M3 Lite 10 wp」はエンターテイメント向けタブレット「Mシリーズ」の最新モデル。サイズは10.1インチで、ハーマン社がチューニングした4基のスピーカー(クアッドスピーカー)を内蔵。フェーウェイ独自の音響効果機能「HISTEN」も搭載する。

ハーマンスピーカーや独自の音響効果を搭載するなどエンターテイメント向けの機種となる

フルセグ/ワンセグチューナーを内蔵しており、アンテナケーブルを外付けすることにより地デジ放送の視聴にも対応する。

SoCはオクタコアCPU内蔵の「Kirin659」で、3GB RAMと32GB ROMを搭載。本体はIP67の防水防塵仕様。バッテリーは6660mAhで、約半日の連続動画再生に対応するほか、25分の充電で約2時間の動画再生を可能とする急速充電にも対応する。

外形寸法約248W×173H×7.8Dmm、質量約467g。

本日開催された発表会には、ファーウェイのデバイスプレジデントの呉 波氏が登壇。同社の今年第3四半期までの実績を紹介した。同社のスマホ出荷台数は世界で1億台を越え、売上成長率前年対比は30%以上だという。日本国内においては、スマホメーカー別台数シェア4位、SIMフリー市場シェア1位といった実績を上げ、「日本の消費者の皆様に認めていただいた結果」とした。その上で投入するMate10 Proは、防水機能など日本の消費者のニーズに応じた機能を備えており、さらに後述するAI機能によって「人工知能の時代の幕開けとなる機種」と紹介した。


ファーウェイ デバイスプレジデント 呉氏と「Mate10 Pro」
発表会にはフリーアナウンサーの青木裕子さん、モデルのマギーさんもゲストとして招かれ、発表された機種を使った感触や、機能について語っていた。

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