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センターファインダースタイルを採用

富士フイルム、AF向上/軽量化したミラーレス一眼「X-T200」。手ブレ補正に「電子ジンバル」初採用

2020/01/23 編集部:平山洸太
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富士フイルムは、同社APS-Cミラーレスカメラ “Xシリーズ” の新モデルとして「FUJIFILM X-T200」を2月27日に発売する。カラーはシルバー、ダークシルバー、シャンパンゴールドの3色。

「X-T200」

3色をラインナップ

標準ズームレンズ「XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」がセットのレンズキットと、同レンズに加えて望遠ズームレンズ「XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II」もセットにしたダブルズームレンズキットを用意する。価格はオープンだが、レンズキットは税抜94,500円前後、ダブルズームレンズキットは税抜119,500円前後での実売が予想される。

X-T200は、X-Tシリーズの特長であるセンターファインダースタイルを採用したミラーレスデジタルカメラ。約2,424万画素のAPS-Cサイズセンサーと高性能な画像処理エンジンを搭載。独自の色再現技術などにより、自然で美しい肌色や初夏の鮮やかな新緑など、“人間の記憶に残る「記憶色」を実現する” とアピールする。

像面位相差画素をセンサー全面に配置するほか、アルゴリズムの進化によりAF性能が向上。優れた動体追従AFや顔・瞳AFを実現し、暗所でも高速かつ高精度なピント合わせが行えるとのこと。暗所ではEV-2での合焦に対応する。

約24.2万画素のAPS-Cセンサーを搭載する

8コマ/秒の高速連写が可能。また、センサーの配線に銅を採用することで、データの読み出し速度を従来の3.5倍に向上し、ローリングシャッター歪みの低減も図っている。

自在なアングルに調整できる「バリアングル構造」の背面モニターは3.5インチ、アスペクト比16:9の約276万ドット。スマートフォンと同等以上のタッチレスポンスによる直感操作をアピールする。また画面輝度は従来の2倍となる1000カンデラで、晴天時の屋外でも高い視認性を保つという。電子ビューファインダーは、0.39型の有機ELを採用。約236万ドットで、倍率は0.62倍。

背面イメージ

同社カメラの特徴であるフィルムシミュレーションは、鮮やかな「Velvia」や自然な色・階調とする「PROVIA」など全11種類を搭載。また、人物・風景・夜景といったシーンに合わせて最適な撮影モードを自動設定する「アドバンストSRオート」などのオート機能により、簡単に高画質な写真撮影できるという。

動画では、センサーの全画素読み出しによる6K相当の情報を活用した4K/30fps撮影に対応する。フルHD/120fpsのハイスピード動画やHDRでの動画撮影にも対応。同社デジカメ初となる手ブレ補正機能「電子ジンバル」モードを備えるほか、撮影した動画の一部分を切り出せるカット編集機能も搭載する。

本体は小型軽量を追求し、重さは従来機「X-T100」から約80g軽量化した約370gとなる。デザインでは握りやすいグリップ形状を採用することでホールド性も追求し、大型の望遠ズームレンズなどを装着する場合での安定性に配慮。ファインダー部にはポップアップフラッシュも内蔵する。

そのほか、インターフェースにはUSB Type-CとHDMIマイクロ端子、Φ3.5mmのマイク/リモートレリーズ端子を搭載する。Wi-FiとBluetoothも装備。1度の充電で約270枚(スタンダード)/約450枚(エコノミー)の撮影が行える。外形寸法は121.0W×83.7H×55.1Dmm。

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