新画像処理エンジンや高速連写機能も搭載

富士フイルム、世界初“4K/60P 10bit動画撮影対応”を謳うミラーレス一眼「X-T3」

編集部:成藤正宣
2018年09月06日
富士フイルムは、新開発のイメージセンサーと画像処理エンジンを搭載した、「Xシリーズ」第4世代モデルとなるミラーレス一眼カメラ「X-T3」を9月20日より発売する。価格はオープンだが、185,000円前後の実売を想定する。

「X-T3」

Xシリーズ初の裏面照射型を採用し受光性能が増した2,610万画素CMOSセンサー「X-Trans CMOS 4」と、4つのCPUにより処理速度が従来モデルの約3倍まで向上した画像処理エンジン「X-Processor 4」を搭載。シリーズ史上最高の画質とAF精度を実現したとする。

また、従来は中判ミラーレスカメラ「GFX 50S」にのみ搭載していた「カラークローム・エフェクト」をXシリーズとして初めて搭載。陰影のある色鮮やかな花のように、彩度が高く階調表現が難しいといわれる被写体でも、深みのある色・階調が再現できるとしている。これは「X-Processor 4」の処理速度により、連射撮影においても使用できる。

新センサーと画像エンジンの搭載により、高感度耐性、階調表現、処理速度、AF精度など数々の性能を向上させたとする

動画撮影では、ミラーレスデジタルカメラで世界初となる4K/60P 4:2:0 10bitフォーマットのSDカード記録に対応。コーデックは汎用性の高い「H.264/MPEG-4 AVC」に加え、圧縮効率を高めた「H.265/HEVC」も採用している。動画圧縮は画質優先のALL-Intraと、圧縮率優先のLong GOPという2種類の方式を選択できる。

さらに、より多くの色情報を記録できる4K/60 4:2:2 10bitフォーマットに関しても、APS-Cサイズ以上のセンサーを搭載したミラーレスデジタルカメラとしては初めてHDMI出力にて保存が可能となった。

ノイズ処理は、ノイズ判別精度を向上させたノイズリダクションと、直前のフレームとの差分情報を元にノイズ低減を行う新機能「4Kフレーム間NR」という2種類を組み合わせており、ISO12800のノイズを約2段分改善したとする。

ファインダーは倍率0.75倍、369万ドットと精細さを追求。表示タイムラグは0.005秒、表示フレームレートは約100フレーム/秒の滑らかさを実現。動きのある被写体を捉えやすい「スポーツファインダーモード」も搭載し、動体追従性能を高めているとする。

その他、シャッターボタンを半押しした段階で撮影を開始し、ボタン全押しで撮影画像を記録する「プリ撮影」機能を新搭載。ロック機構内蔵のEVF視度調整ダイヤル、高コントラスト/広視野角のタッチパネル、データ転送に加え充電にも対応したUSB Type-C端子の搭載など、利便性も高めている。

標準感度はISO160〜12800、拡張感度は最高ISO51200。静止画連射速度は最速約30コマ/秒(電子シャッター/1.25×クロップ設定時)、連続撮影枚数はJPEGで60枚、非圧縮RAWで33枚。

動画の連続記録時間はDCI4K(4,096×2,160)、4K(3840×2160)の59.94p/50p/29.97p/25p/24p/23.98p 400Mbps/200Mbps/100Mbps 59.94p/50pが最長約20分、29.97p/25p/24p/23.98pが最長約30分。Full HD(2,048×1,080、1,920×1,080)の59.94p/50p/29.97p/25p/24p/23.98p 200Mbps/100Mbps/50Mbpsが最長約30分。Full HD ハイスピード動画120p/100p 200Mbpsが最長約6分。

起動時間は約0.3秒。WifiはIEEE802.11b/g/n、Bluetooth Ver.4.2に対応。バッテリー、SDカード含む質量は約539g。

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