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ボディ内手ぶれ補正も搭載

フジフィルム、1億画素の中判ミラーレスを開発発表。4K/30p 10bitの動画撮影に世界初対応

2018/09/26 編集部:平山洸太
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富士フィルム(株)は、中判ミラーレスデジタルカメラ「GFXシリーズ」において、1億2百万画素センサーを搭載した新機種のコンセプトを発表した。

「GFX 100Megapixels Concept」

本機種は、大型イメージセンサー(43.8mm×32.9mm)を搭載した中判ミラーレスデジタルカメラ「GFXシリーズ」のフラッグシップモデル。現段階ではコンセプトモデルで、「GFX 100Megapixels Concept」と名付けられている。

民生用ミラーレスデジタルカメラでは世界最高となる、1億2百万画素を実現したイメージセンサーを搭載。このイメージセンサーと、高速画像処理エンジン「X-Processor 4」、超高解像を可能にする「フジノンGFレンズ」、同社が80年以上にわたり蓄積した独自の色再現技術との組み合みあわせることににより、「独自の色再現技術などで生み出す世界最高峰の写真画質」「中判デジタルカメラの常識を覆す機動性や革新的な機能」を実現、同社史上最高性能のカメラだという。

オートフォーカスのための位相差画素は、センサー全面(カバー率約100%)に配置するほか、ボディ内には手ブレ補正機構を搭載する。これらは中判ミラーレスデジタルカメラとしては、世界で初めてとのこと。

動画は、4K/30p 10bitの動画撮影に対応する。こちらも中判ミラーレスデジタルカメラでは初めての搭載。フルサイズよりも大きいサイズで動画を撮影することにより、より浅い被写界深度や、広い階調再現性、より高い高感度性能などを実現し、質感、立体感、空気感までも伝えられるほどの映像を撮影することができるとした。

ボディには、縦位置グリップ一体型マグネシウム合金製ボディを採用し、軽量・高剛性を目指した。中判センサーを搭載するにもかかわらず、他社のフルサイズイメージセンサーを搭載したデジタル一眼レフカメラのハイエンドモデルと同様のサイズ・質量だという。

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