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ORIGIN LOST MANORは数量限定

TANCHJIM、独自DMT 5 Ultraドライバー搭載イヤホン「ORIGIN LOST MANOR」。「FOLA」「NORA」も同時発表

公開日 2025/11/28 00:00 PHILE WEB編集部
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株式会社フォーリーフは、同社が取り扱うTANCHJIMの有線イヤホン「ORIGIN LOST MANOR」「FOLA」「NORA」の3機種を11月28日より発売する。いずれもオープン価格で、税込の予想実売価格は以下のとおり。

・ORIGIN LOST MANOR 81,000円前後
・FOLA 29,100円前後
・NORA 17,300円前後

ORIGIN LOST MANOR

「ORIGIN LOST MANOR」

「ORIGIN LOST MANOR」は、2024年に発売したORIGINをベースに筐体内部の音響構造を再設計し、最新の“DMT 5 Ultra”フルサイズ磁気回路ダイナミックドライバーを搭載した数量限定モデル。

ドライバー周りでは、限られたユニットサイズ内で磁束密度と磁気回路を最大化する設計により、電気信号から音への変換効率を高めたとしている。

新開発の低乱流ウェーブガイドフェイスプレートが高域のエネルギー分布を整え、ボーカル帯域を含む高音の均質化と自然なバランスに寄与。耳の形状データに基づく新設計エアベントにより、長時間装着時の負担低減と音のこもり抑制も図った。

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新世代ドライバー「DMT 5 Ultra」を搭載
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フェイスプレートの設計を工夫することで、バランスの取れた高音域の出力を実現

音質チューニングは交換ノズル(ブライト/スタンダード/ダイナミック)で変更可能。また、ケーブルは同軸構造の銅銀ハイブリッドLitzで、3.5mm/4.4mm/Type-Cの交換式プラグを標準付属し、接点部は厚金メッキの4ピン構造を採用する。さらに、独自のT-APB気圧バランスイヤーピースも同梱する。

デザイン面では、レーザーエングレービングによる精緻な人物像やエンブレム彫刻、角度で立体的に見えるダイヤパターンのフェイスプレートを採用するなど、外観の作り込みも特徴とする。付属品としてアートブック『LOST MANOR』を同梱する。

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交換可能な3種類のノズルで、リスニングスタイ
ルに合わせた音質調整が可能
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4人のイラストレーターとアートディレクターが
数か月をかけて制作した画集が付属

FOLA

「FOLA」

「FOLA」は、ゲームや映像用途も見据えた多用途モデル。真鍮製ガイドとデュアルマグネット回路の“DMT5”ドライバーにより、変換効率と低歪みを追求。TANCHJIM独自アプリと連携したHRTFベースのバーチャル7.1ch/5.1ch再生に対応し、空間表現を強化する(Android/Windows対応)。

筐体はサファイアガラス製フェイス、316Lステンレスのトップカバー、高密度鍛造アルミ合金のボトムシェルをCNC一体加工し、耐摩耗・耐腐食性を確保。人間工学設計で荷重を分散し、長時間でも安定した装着感をうたう。

ハウジングにはサファイアガラス製フェイスプレート、316Lステンレス製トップカバーを採用

サウンド面では、デュアルチャンバー&デュアルマグネット回路の“DMT 5”ダイナミックドライバーを採用。PUエッジ+DLCドームの複合振動板と強力な磁気回路で高効率・低歪み化を図り、真鍮CNC加工のウェーブガイドフェイスプレートにより高域〜超高域の伝送効率を約10%向上させたとする。

セミオープン型のヘルムホルツ共鳴リアキャビティと低乱流インナーチャンバーの組み合わせで、5-6kHz帯域の表現力を引き上げ、ボーカルのブレスや高音楽器の細部を自然に際立たせる設計とした。

交換することで音質を変えられるノズルが3種(ブライト/スタンダード/ダイナミック)付属。また、プラグも3.5mm/4.4mm/DSP内蔵USB Type-Cの3種を用意し、音楽鑑賞からゲーミングまで幅広い環境で使えるようにしている。

独自アプリ「TANCHJIM CENTER」との連携を行うことで、HRTFに基づくバーチャル7.1/5.1ch再生にも対応。Android/Windows端末との接続時にはゲーム音声の最適化データ配信にも対応する。

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交換可能な 3 種類のノズル&プラグを用意
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独自アプリ「TANCHJIM CENTER」との連携によって、バーチャル7.1/5.1ch再生も可能

NORA

「NORA」

「NORA」は、モニター用途に特化した高解像度モデル。DLCドーム+PUエッジの複合振動板を採用し、ピークを抑えた自然で透明感のある音を目指したという。広帯域特性と低歪みにより、楽器の分離やボーカルの微細な変化を正確に捉える設計とした。

医療グレードの高透過樹脂とサファイアガラスを組み合わせ、軽量かつ高い遮音性(最大35dB)を確保したという。

本機も独自の“DMT 5”ダイナミックドライバーを採用しており、ドライバー径は10mm。前述のようにPUエッジ+DLCドームの複合振動板をドライバーに採用している。

独自の音響チャンバー設計を採用。スピーカーの前面内部のチャンバーは、音が横方向に散らばるのを抑えるようアレイ状に設計されている。また、内部の表面を非常に滑らかに処理し、背面を半開放にした構造により、ボーカルや高音の楽器の細かな表現まで鮮明に再現するという。

再生周波数帯域は2Hz-48kHzで、感度が125dB、インピーダンスが16Ω。3.5mm/4.4mmの2種類のプラグが付属する。

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DMT5構造のダイナミックドライバーと波導フェイスプレートにより、高域の解像度を向上
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軽量な医療グレードの高透過樹脂を音響キャビティに使用

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