水月雨、USB-C接続の有線イヤホン「Marigold」。“ネックバンド型”ロング・ショートケーブル構造を採用
水月雨(MOONDROP)は、USB-C 接続を採用したイヤホン「Marigold(マリーゴールド)」を発売した。オープン価格で、市場では税込6,600円前後での販売が予想される。
外部機器との接続端子にUSB Type-Cを採用。ドライバーのインストールなしでスマートフォンやタブレット、PCへ接続できる。
音響面では、2023年から展開している「蘭-LAN」にも採用された10mmダイナミックドライバーを継承。ベリリウムコーティングドーム複合振動板とN52ネオジウムマグネットによる高効率磁気回路を組み合わせることで、0.05%に歪みを抑えつつ、広帯域再生を実現したという。
また、USBサウンドカードチップを内蔵し、32bit/384kHzのハイレゾ音源をハードウェアデコードすることが可能。また、オンライン通話やゲームでの使用を想定し、NPU(ニューラルプロセッサ)によるAIノイズリダクション機能も搭載。従来のENCを上回るノイズ抑制性能により、クリアなボイスチャットを実現するという。
デザイン面では、かつてポータブルオーディオで親しまれたネックバンド型のロング・ショートケーブル構造を現代的にリバイバル。首に掛けたまま気軽に取り外せる利便性と、クラシックな温かみのある使用感を両立させたという。
そのほか、第二世代ユーザー参加型DSPを採用し、公式アプリ(iOS/Android)による調整プラットフォームから、フィルタータイプや周波数ポイント、ゲイン、Q値などのパラメトリックEQを細かく設定できる機能も搭載。ユーザー同士がEQ設定を共有したり、他者のチューニングをダウンロードして反映させたりすることも可能だ。
また、プラットフォームには複数の周波数特性ライブラリが用意されており、ターゲットカーブを選ぶだけで自動調整を行うAuto EQにも対応する。デフォルトチューニングは、同社独自のVDSF Target Responseに準拠し、自然な音場と定位、忠実な音色再現を狙い、音楽のジャンルを問わず聴き疲れしにくいサウンドを意識したという。
操作面では、音量調整や曲送り、再生/停止、音声アシスタント呼び出しに対応する3ボタン式のリモコンを備え、MEMSマイクを内蔵することで、ストリーミング時の利便性も高めている。



