エミライ、自社ブランド完全ワイヤレスイヤホン「NEXIEM」のクラファンを3/19より開始
エミライは、自社オリジナルブランド「em」の新製品となるANC完全ワイヤレスイヤホン「NEXIEM」のクラウドファンディングを、「GREEN FUNDING」にて3月19日(水)より開始。本日3月10日より本製品のティザーサイトを公開した。価格は記事執筆時点では未公開。

NEXIEMは、同社が米国Noble Audioブランドの製品開発に協力した際の知見と情熱を注ぎ込み開発された、 “日常を豊かにする” と謳う完全ワイヤレスイヤホン。音質へのこだわりと実用性を両立させた製品設計により、これまでにない音楽体験を提供すると謳っている。
最新MEMSドライバーのxMEMS Labs製「Cowell」と、10mm径複合素材ダイナミックドライバー「マルチレイヤー LCP Driver」によるハイブリッド構成を採用。クリアな高音から豊かな低音までバランスの良い音質を実現し、空間表現にも長け、音楽リスニングはもちろん映画鑑賞にも最適な音作りを施したとアピールする。

SoCにはクアルコム製「QCC5171」を搭載し、最新のオーディオコーデックに対応する。また、デュアルコア・240MHzで動作するQualcomm Kalimba DSPオーディオプロセッサーを搭載するほか、デュアルコア・最大80MHzで動作し複数のタスクを同時に処理できる32ビットCPUを採用。Bluetoothバージョンは5.3、コーデックはSBC/AAC/aptX/aptX Adaptive/LDAC、プロファイルはA2DP/AVRCP/HSP/HFPに対応する。
さらに、Qualcommのワイヤレス・オーディオプラットフォームSnapdragon Soundに準拠。最大96kHz/24bitのハイレゾ再生に対応しており、日本オーディオ協会(JAS)が定めるハイレゾオーディオワイヤレス認証も取得している。
ノイズキャンセリングは、ユーザーの身体の動きや周囲の環境に応じてリアルタイムでノイズ抑制具合を調整する第3世代アクティブノイズキャンセリング「Adaptive ANC」を採用。外音を効果的に取り込むフィードフォワード用マイクと、イヤホン装着時の外耳道の反響を取り込むフィードバック用マイクによるハイブリッド方式により、自然なノイズ抑制と、長時間の使用に適した音の抑圧感の少なさが特長としている。

周囲の音を自然に取り込める外音取り込み機能「Full-band ambient mode」も搭載する。従来製品よりも広帯域で外音を取り込むことで、周囲の音がより聞き取りやすくなったとのこと。
通話面では音声通話用のBluetoothコーデック「aptX Voice」に対応し、32kHzの音声通話品質を提供することで音声通話体験を向上させ、非常にクリアな音声通話を実現すると説明する。
付属のイヤーピースには、伸縮性を備えるウレタン製イヤーピース3サイズ(S/M/L)を用意する。耳の奥までしっかりと装着することで脱落を防ぐとともに、高い遮音性と密閉度を保つことができ、周囲の騒音を物理的に抑えるとしている。
加えて、Adaptive ANCと併用することで、小さな音量でもしっかりと音楽に没頭できると謳う。また、イヤーピース表面にはコーティング加工が施されていることで、ウレタン製イヤーピースにありがちな高域の籠りを低減するという

イヤホン単体の連続再生時間は、ANCオフ時で約5.5時間、ANCオン時で約4.5時間(いずれも音量60%時)。充電ケースは約4回分の充電が可能で、リセットやペアリング設定が可能なマルチファンクションボタンを装備する。15分の充電で約1時間の再生が可能な急速充電もサポートする。
イヤホン本体はIP54の防水・防塵仕様に準拠しており、雨の日の水はねやスポーツの際の汗などを気にせず使用できる。複数のBluetooth機器を登録できるマルチペアリングや、最大2台のデバイスとの同時接続可能なマルチポイントにも対応している。

専用アプリと連携することで、動作モード変更やノイズキャンセリングおよび外音取り込みのオン/オフ、マスターゲイン調整、動作モード調整、イコライザー設定、タッチセンサー操作設定、ファームウェアアップデートなどが行える。

再生周波数帯域は20Hz - 48kHz。本体質量は片側約5.5g。ほか付属品として、専用ポーチ、USB充電ケーブルなどを同梱する。