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税込8,800円前後

FIIO、1BA+1DD構成ハイブリッドIEMのエントリー機「FH11」。上位モデルで培った技術を導入

公開日 2023/08/25 10:00 編集部 : 伴 修二郎
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エミライは、FIIOの1BA+1DD構成ハイブリッド型IEM「FH11」を9月1日より発売する。価格はオープンだが、税込8,800円前後での実売が予想される。

「FH11」

バランスドアーマチュア型(BA)ドライバー×1基、ダイナミック型(DD)ドライバー×1基を搭載したハイブリッド構成イヤホン「FHシリーズ」のエントリーモデル。カスタム仕様BAドライバーやカーボンベースダイヤフラムDD、C字型音響管構造など、同ブランドがこれまでのイヤホン設計で培った技術を盛り込み、エントリー価格帯を超える高品位なサウンドを実現するとアピールする。

10mm径ダイナミックドライバーには、上位モデル「FH15」「FF5」と同様の「カーボンベースダイヤフラム」を採用。軽量で高剛性の振動板用としては理想的な素材で、歯切れが良く滲みのないクリアなサウンドを実現する。高域用には特別仕様のカスタムBAドライバーを搭載。クリアなだけではなく、適度にウォームでパワフルな音質が特長でより深く音楽に没頭できるとする。

カーボンベースダイヤフラム10mm径ダイナミックドライバーを搭載

ディテール再現とパワフルさを両立させるカスタムBAドライバー

ハイブリッド型のIEMで重要となる、BAドライバーとダイナミックドライバーの2つのドライバーがシームレスな音色の繋がりとなるように配慮して開発。力強い低域を特長とするカーボンダイナミックドライバーと、14kHz付近や18kHz付近の高域特性を特長とするカスタム仕様BAドライバーで、渾然一体となった音楽再生を実現する。

各ドライバーの長所を十分に発揮させるため、ダンピングコントロールシステムを備えた3チャンバー構造を採用する。筐体内に備えられた3つのチャンバー間の空気圧変化による相互干渉を防ぐことにより、各ドライバーの歪みが減少し、低域の伸びとレスポンスが向上する。内部に設けられたC字型音響管は、ハウジング内の空気の流れを適切に制御し、共振周波数を下げることでパワフルな低域を再現する。

ダンピングコントロールで各ドライバーの能力を最大化する3チャンバー構造

巻き貝をイメージして設計したとするハウジングは、亜鉛合金をダイキャスト成形、研磨、電気メッキを施すことで製造する。独特な形状は内部の定在波を抑制する効果を備え、優れた耐久性も備えている。また、イヤホンと耳の接触面積を最適化した三点支持を実現したことで、ぴったりとフィットする快適な装着感を提供するとしている。

優れた音響特性を実現した亜鉛合金製ハウジング

装着イメージ

ケーブルには0.78mm 2ピン規格の着脱式ケーブルを採用。断線したケーブルの交換やリケーブルによる音質のアップグレードが簡単に行える。イヤホン側コネクターは独特のカーブと角度を持たせることで、取り回しと装着感に配慮している。プラグは金メッキ仕様の3.5mmステレオミニプラグ。ケーブル素材は無酸素銅素線120本×4本編み、ケーブル長は約120cm。

日本オーディオ協会が定めるハイレゾオーディオ認証を取得。周波数特性は20Hz - 40kHz、インピーダンスは24Ω(@1kHz)、感度は111dB/mW(@1kHz)。本体質量は約10g(ケーブルを除く)。

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