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「カーボンベースダイヤフラム」を採用

FiiO、上位モデルの技術を随所に盛り込んだ1DDエントリーイヤホン「FD11」

公開日 2023/07/07 10:00 編集部 : 伴 修二郎
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エミライは、FiiOのイヤホン“FDシリーズ”に、エントリーモデル「FD11」を7月14日(金)より発売する。価格はオープンだが、税込6,600円前後での実売が予想される。

「FD11」

上位モデルの設計で培った最新技術を随所に採用したダイナミック型IEMのエントリーモデル。上位モデル「FH15」「FF5」と同様の「カーボンベースダイヤフラム」を採用した10mm径ダイナミック型ドライバーを搭載。軽量かつ剛性に優れるカーボン繊維の特長を活かした歯切れが良く滲みのないクリアなサウンドを実現するとアピールする。

ドライバーユニットの外側と内側に、形の異なる2つのN52ネオジム磁石を配置することで強力な磁界を生成する第2世代の「内外磁気回路設計」を採用。111dB/mW@1kHzの高能率を実現し、単一の磁石を搭載する一般的なダイナミックドライバーと比較して、ダイヤフラムを強力に駆動し、低歪みで力強いサウンドを再生する。

第2世代の「内外磁気回路設計」を採用する

ドライバーの背面には特徴的な二層構造のチャンバーを備える。ダイナミックドライバーから生じる空気圧を適切に制御し、振動板の動作をスムーズにすることで、ダイナミックドライバーの性能を最大限に引き出す。また、内部に設けられたC字型音響管がハウジング内の空気の流れを適切に制御。共振周波数を下げ、豊かな低域を実現する。

チューニングは明瞭で自然なボーカル表現にこだわり、特にボーカルを重視する音楽のリスニングに最適。14kHz付近や18kHz付近の周波数を適切に強調することにより、伸びの良い高域やリアルな空気感を再現するとのこと。

巻き貝をイメージした特徴的な形状のハウジングは、亜鉛合金をダイキャスト成形し、研磨と電気メッキを施して製造した。亜鉛合金製のハウジングは内部の定在波を抑制する効果を備えており、優れた耐久性も実現する。デザイン面でも、装着時に3箇所の接触面で保持するように人間工学に基づいた設計。外観の美しさと優れた装着感を両立する。

巻き貝をイメージしたハウジング

コネクタには0.78mm 2ピンを採用し、断線したケーブルの交換やリケーブルによる音の調整に適している。ケーブル側のコネクターには角度を設け、取り回しと装着感に配慮している。日本オーディオ協会が定めるハイレゾオーディオ認証を取得する。

コネクタには0.78mm 2ピンを採用

周波数特性は20Hz - 40kHz、インピーダンスは24Ω(@1kHz)、ヘッドホンプラグは3.5mm ステレオミニプラグ、ケーブル長は約120cm、本体質量は約10g(ケーブルを除く)。付属品として0.78mm 2ピンケーブル、イヤーチップ3サイズ(S/M/L・Mサイズ装着済み)などを同梱する。

ケーブル長は約120cm

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