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154,000円で12月下旬発売

マランツ、薄型AVアンプ「CINEMA 70s」。デザイン刷新/音質や機能も強化

公開日 2022/10/26 11:00 編集部:小野佳希
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そのほか、従来のチャンネルベースのコンテンツも3Dサウンドにアップミックスできる「Dolby Surround」や「Neural:X」を搭載。ハイトスピーカーやサラウンドスピーカーを設置していない環境でも高さ方向を含むバーチャル3Dサラウンド音場をつくりだせる「Dolby Atmos Height Virtualizer」「DTS Virtual:X」も搭載している。

HDMI端子は入力6系統、出力1系統を装備。入力6系統のうち3系統(HDMI 4 / 5 / 6)と出力1系統がが8K/60Hzおよび4K/120Hz映像信号のパススルーに対応している。また、入力/出力すべてのHDMI端子が最新の映像コンテンツに対する著作権保護技術「HDCP 2.3」に対応している。

背面端子部

eARCやHDMI CECに加え、HDMI 2.1の新機能である「ALLM(Auto Low Latency Mode)」、「VRR(Variable Refresh Rate)」、「QFT(Quick Frame Transport)」にも対応する。

HDRのパススルーでは、HDR10、Dolby Vision、HLGに加えて、HDR10+およびDynamic HDRにも対応。入力されたHDMI映像信号に対するアップスケーリング機能も備え、出力するディスプレイの性能に合わせて、8Kや4KなどにアップスケーリングしてHDMI出力することができる。なお、その際にフレームレート変換は行わない。

そのほかHDMIスタンバイパススルー機能も装備。本機がスタンバイ状態でも、ソース機器からのHDMI入力信号をTVに出力したり、リモコンの入力ソース選択ボタンで本機の入力ソースを切り替えることができる。

本機のリモコン。側面のボタンを押すとバックライトが点灯するようになった

■スリムボディに音質へのこだわりを多数投入



高さ109mmのスリムなボディに実用最大出力100W(6Ω、1kHz、THD 10%、1ch 駆動)のフルディスクリート・パワーアンプを搭載。オペアンプを用いないディスクリート構成であるため、回路設計およびパーツ選定の自由度が高く、Hi-Fiアンプと同様に徹底した音質チューニングを行うことができる点がメリットだと説明している。

キャビネットの解説

接続するスピーカーのインピーダンスは4〜16Ωに対応。サラウンドバックおよびハイトスピーカーを使用しない場合には、フロントスピーカーをバイアンプ接続して駆動力をアップすることができる。また、2組のフロントスピーカーを切り替えて使用することもできる。

アンプの性能の根幹を支える電源回路のキーパーツには、入念なリスニングテストによって厳選された高音質パーツを贅沢に使用しているとのこと。パワーアンプ回路に電源を供給するブロックコンデンサーにはCINEMA 70s専用にサプライヤーと共同開発したカスタムコンデンサー(6,800μF×2)を採用した。

さらに、25Aの大電流容量に対応する整流ダイオードを用いることにより、高速かつ安定した電源供給を実現したとも説明。そして、電源部の強化と同時にパワーアンプなどの周辺回路の細部に至るまで徹底した音質チューニングを行ったという。

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