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認知特性プロセッサー「XR」によりパネルを制御

ソニー、高輝度パネルでコントラスト性能を高めた4K有機ELテレビ“BRAVIA XR”「A80K/A90K」

公開日 2022/06/10 10:02 編集部:成藤 正宣
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ソニーは、認知特性プロセッサー「XR」を搭載した4Kテレビ“BRAVIA XR”から、コントラスト性能を高めた4K有機ELプレミアムモデル「A80Kシリーズ」、および4K有機ELコンパクトモデル「A90Kシリーズ」を、8月より発売する。価格はいずれもオープン。

ラインナップと予想される実売価格は以下の通り。

A80Kシリーズ
・77型 「XRJ-77A80K」:税込770,000円前後
・65型 「XRJ-65A80K」:税込506,000円前後
・55型 「XRJ-55A80K」:税込374,000円前後

「XRJ-65A80K」

A90Kシリーズ
・48型 「XRJ-48A90K」:税込319,000円前後
・42型 「XRJ-42A90K」:税込308,000円前後

「XRJ-48A90K」

いずれも今年1月、米ラスベガスの「CES 2022」に合わせて発表されたモデルで、この度国内導入が正式に発表されたかたちとなる。

両モデルとも、同社独自の認知特性プロセッサー「XR」も搭載。人間の脳が映像を認識する際の仕組みを取り入れた映像処理「XR Picture」、映像とともに音声も同時に処理する「XR Sound」の2つの要素で構成され、「映像の自然な美しさと音の臨場感で、圧倒的な没入感を実現する」とアピールしている。

「XR Picture」では、人の認知特性に基づいた分析項目を加えつつ、映像をエリアごとに検出。色やコントラストなど様々な要素を横断的に解析した上で映像を最適化し、自然な美しさを実現するという。

「XR Sound」では、映像と同時の音響処理によってサラウンド感や定位感を向上。ドルビーアトモス再生や、あらゆるコンテンツを臨場感あふれる立体音響にアップスケーリングする「3D Surround Upscaling」に対応する。

「A80Kシリーズ」は、2021年に発売した「A80Jシリーズ」の後継に位置づけられるプレミアムモデル。新たに開発した高輝度有機ELパネルを搭載し、その発光性能を最大限に引き出す技術「XR OLED Contrast Pro」も採用。温度分布センサーを用いて発光制御をしつつ、「XR」プロセッサーが映像処理を行うことで、コントラスト性能を飛躍的に向上させたとしている。

音響面では、画面そのものを振動させることで、定位感に優れた高音質を実現する「Acoustic Surface Audio+(アコースティック サーフェス オーディオプラス)」を引き続き搭載。画面を振動させるアクチュエーターが2基、サブウーファーが1基の2.1ch構成だった従来モデルから、アクチュエーター3基、サブウーファー2基の3.2ch構成に強化された。対応サウンドバーを接続した際、自動的にテレビ内蔵スピーカーをセンタースピーカーとして動作させる機能「Acoustic Center Sync」にも対する。

「A90Kシリーズ」は、2020年発売の「A9Sシリーズ」の後継に位置づけられるコンパクトモデル。「A80Kシリーズ」と同様、新開発の高輝度有機ELパネルや「XR OLED Contrast Pro」を搭載。音響面では、2.1ch構成の「Acoustic Surface Audio+」を採用している。

HDMI入力端子は、すべてのモデル共通で4基搭載。4K 120fps/eARC/VRR/ALLMなどHDMI2.1で規定される機能もサポートする。チューナーは、BS/110度CS 4Kチューナーと地デジ/BS/110度CSチューナーを3基搭載する。

OSにはGoogle TVを採用し、BRAVIA XRシリーズ専用コンテンツサービス「BRAVIA CORE(ブラビアコア)」も引き続き提供。ソニー・ピクチャーズの最新作や過去の名作などを配信で視聴できる。

なおBRAVIA COREでは、新たに課金でのコンテンツ追加購入に対応。最初に入手できる視聴チケットを使い切っても作品を追加購入できるようになった。また、専用画質モードにも用意される。

ほか、別売りの専用アクセサリー「BRAVIA CAM(CMU-BC1)」に対応。視聴者の位置を認識して画質/音質を自動的に最適化したり、ハンドジェスチャーによる操作、Google Duoビデオ通話など、様々な機能が利用できる。

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