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2018年発売モデルの後継機種

Mytek、ES9038Q2M採用/電源部強化したUSB DAC「Liberty DAC II」

公開日 2022/03/04 10:00 編集部:松永達矢
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エミライは、同社が取り扱うMytek Digitalより、従来モデルから電源部強化などで性能を高めたUSB DAC「Liberty DAC II」を、3月11日(金)に発売する。価格はオープンだが、税込214,500円前後での実売が予想される。

「Liberty DAC II」

2018年に発売された「Liberty DAC」の後継モデルとなるUSB DAC。ESS Technology社製のDACチップ「ES9038Q2M」を採用し、ESS社の特許取得済み32ビットHyperStream II DACアーキテクチャーとTime Domain Jitter Eliminatorを使用することで、最大127dBのダイナミックレンジを実現。前モデル同様USB Audio Class2に対応しており、別途ドライバーをインストールすることなく、PCM 最大384kHz/32bit、DSD256(11.2MHz)までの再生をサポートする。

また、認証済みのMQAハードウェアデコーダーを搭載しており、USB入力だけでなく、同軸デジタル入力・光デジタル入力・AES/EBU入力端子経由でのMQAデコードを可能にしている。

電源部は、同社フラグシップの「Manhattanシリーズ」に採用されてきたトロイダルトランス電源を「Liberty HPA」に続き搭載。60Wの電源供給が可能となっており、低インピーダンス、優れた過度特性を獲得。タイトな低音と、安定したサウンドステージの両方を実現することができるとしている。

Manhattanシリーズに採用されてきたトロイダルトランス電源を搭載

マスタークロック回路には、優れた低ジッター性能を誇る水晶発振器を採用。内部ジッター10ピコ秒を実現し、D/A変換時の時間軸上の揺らぎを圧倒的に低減していると同社は説明する。

操作系はフロントパネルに集約。各機能はフロントにプリントされ、LEDインジケーターにより現在の設定が示されるため、直感的に操作できる。

本機背面部

入力端子はUSB Type-B×1、RCA×2、光デジタル×1、AES /EBU(XLR)×1を用意。なお、RCA、光デジタル、AES /EBUの入力最大サンプリングレートはPCM 192kHz/24bit、DSD64(DoP)となる。

出力はXLRバランス、RCAアンバランス、6.3mmヘッドホンをそれぞれ1系統ずつ備える。また、ヘッドホンを接続した場合にはXLR/RCAアナログ出力はミュートされるため、スピーカーシステムとヘッドホンシステムを両立することが可能となっている。

付属品としてリモコン、USBケーブル、電源ケーブル、2PIN-3PIN変換アダプターを同梱。外形寸法は140W×44H×225Dmm、質量は2kg。

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