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2021年度3Q決算報告会見を実施

セイコーエプソン、市場回復や在宅印刷需要などを捉え増収で、計画を上回る事業利益を達成

公開日 2022/01/28 17:17 PHILEWEBビジネス 徳田ゆかり
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セイコーエプソンは、2021年度第三四半期の決算発表を行った。

新型コロナウイルス影響からの市場回復、在宅印刷需要の継続を捉え、増収となったが、部材費の高騰などの影響により減益に。計画に対し売上高は計画並みだったが、事業利益は70億円程度上回った。部材調達難や物流困難による供給制約があったが、需給バランス、価格対応の実施、費用の抑制を行った。通期業績予想は前回から売上収益を据え置き、事業利益を上方修正した。

通期業績予想は前回から売上収益を据え置き、事業利益を上方修正

セイコーエプソン2022年度3Q決算のハイライト

プリンティングソリューションは、売上収益が前年同期比100億円増の2053億円、セグメント利益は3億円現役の308億円。オフィス・ホームプリンティングでは、部材調達難や物流困難による供給制約があった。売上収益はSIDMが前年同期並み、オフィス・ホームIJTは増収となった。

プリンティングソリューションの実績


ビジュアルコミュニケーションは、売上収益が前年比29億円増の436億円、セグメント利益が22億円増の40億円。プロジェクターが、欧米の教育市場向けやホーム向けで需要があるが、供給制約があり販売台数が前年同期比5%減となった。しかし売上収益は、モデルミックスの良化や価格対応で増収となった。費用抑制などで収益性は大幅改善している。

ビジュアルコミュニケーションとマニュファクチャリング関連・ウェアラブルの実績

マニュファクチャリング関連・ウェアラブルは、売上収益が前年比41億円増の474億円、セグメント利益が42億円増の61億円。ウェアラブル機器は、ウォッチ市場で新型コロナウイルス影響で落ち込んだ前年同期から高価格品などから回復が進んで増収。費用抑制などで収益性も大幅改善している。

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