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8K対応Nano Cellパネル、専用AI映像エンジンを搭載

LG、8Kチューナー内蔵液晶テレビに55型モデル。税抜30万円前後

2020/11/26 編集部:川田菜月
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LGエレクトロニクス・ジャパンは、8Kチューナー内蔵の55型8K液晶テレビ「55NANO95JNA」を2021年1月から発売する。価格はオープンだが、税抜30万円前後での実売が想定される。

「55NANO95JNA」

同社はこれまで8Kチューナー内蔵の液晶テレビとして65型/75型を展開。このたび最小サイズとなる55型モデルをラインナップし、サイズ・価格ともに “手の届く8Kテレビ” として、より高精細でリアルな映像を手軽に視聴できるとしている。

解像度7,680×4,320の8K対応NanoCellパネルを採用。1nmの極小粒子を超精密に敷きつめたNanoCellパネルは、色ノイズの原因となる過剰な光波長を吸収し、赤や緑といった色の純度や濃さを向上させ、クリアな映像表示が可能。また光を部分制御して高純度に澄んだ黒を実現する「Nano Black」や、倍速機能「TruMotion 120」にも対応する。

また様々なHDR規格のポテンシャルを引き出すという「Cinema HDR」を搭載。HDR10/HLGのほか、周囲の明るさに合わせて画面の輝度を自動調整する新規格「DOLBY VISION IQ」もサポートする。

人工知能を統合させた8K専用のAI対応映像エンジン「α9 Gen3 AI Processor 8K」を搭載。何百万もの映像ソースを学習したAIプロセッサーにより、あらゆる映像を高精細かつノイズを抑えたクリアな映像で映し出すという。2Kおよび4K解像度の映像を8K水準へとアップスケールする「8K アップスケーリング」にも対応する。

サウンド面では、AIが映像ジャンルを分析して最適化し、臨場感あふれるバーチャルサウンドに変換する「AI サウンドプロ」を搭載。Dolby Atmosにも対応する。スピーカーは出力20Wのフルレンジを2基、出力20Wのウーファーを2基搭載する。

HDMI入力端子は4系統装備。HDMI 2.1に準拠したALLM/eARC(HDMI 2がeARC対応)をサポートする。ゲーム用HDR規格「HGiG」にも対応しており、最新ゲーム機も快適にプレイできるとのこと。またゲームからの映像信号を高速処理して、信号受信から表示までの遅延低減も図っている。

他機能面ではAmazon Alexa、Googleアシスタントを搭載し、ハンズフリー音声認識に対応。マジックリモコンのマイクに向けて話しかけることで、音量調整やチャンネル変更などの操作や検索などが可能。NetflixやAmazonプライムビデオなどネット動画サービスにも各種対応する。

チューナー数はBS 8Kを1基、BS 4K・110度CS 4Kを2基、地デジ/BS/110度CSを3基。USBハードディスク録画に対応し、裏録画/くりかえし録画も可能。

上述のHDMI端子のほか、コンポーネント/ビデオ入力、光デジタル音声出力、LAN端子、ヘッドホン出力を1系統ずつ、USB端子は3系統備える。消費電力は250W(待機時0.3W)。外形寸法は123.5W×77.5H×28.7Dcm、質量は20.8kg(いずれもスタンド含む)。

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