インピーダンスは両モデルとも32Ω仕様

beyerdynamic、テスラドライバー搭載の旗艦ヘッドホン「T1」「T5」第3世代機

編集部:川田菜月
2020年11月18日
ティアックは、同社が取り扱うbeyerdynamicより、テスラテクノロジー搭載ヘッドホンの次世代フラグシップ機として、開放型ヘッドホン「T1 3rd Generation」および密閉型ヘッドホン「T5 3rd Generation」を11月28日から発売する。価格はオープンだが、いずれもティアックストアでの販売価格は120,000円(税抜)。

「T1 3rd Generation」

「T5 3rd Generation」

2モデルとも2020年9月開催のIFAにて発表されたモデル。“Holistic Design” (=全体的、完全体のデザイン)というコンセプトを基に、従来モデル「T1」「T5」の音響特性に関わるすべてのパーツおよび素材の見直しを実施。サウンドパフォーマンスの強化や耐久性向上、またエレガントなデザイン性とともに、総合的に考え抜かれたラグジュアリーな使い心地を実現するとしている。

beyerdynamicが独自開発した第3世代の「テスラドライバー」を搭載。テスラドライバーは、1テスラ(1万ガウス)を超える強力な磁力で、高解像度、広いダイナミックレンジ、低歪みを実現する独自のドライバーテクノロジー。一つ一つ計測し数値がマッチしたペアでヘッドホンに搭載しているという。

サウンドは高解像度で透明感あふれるシグネチャーサウンドを基盤に、一音一音きめ細やかに再現するチューニングを施したとのこと。開放型のT1 3rd Generationは「穏やかにブーストさせた低音による広々とした音場表現で温かみのあるサウンド」、密閉型のT5 3rd Generationは「クリアに際立つボーカルやリアルな楽器サウンドが生演奏を彷彿とさせる」とアピールする。

ヘッドホンのアーム部分にはつや消しアルマイト加工アルミニウムを、ハウジングパネルは漆塗り加工ステンレス鋼を使用。ヘッドバンドには高級人工皮革のAlcantaraをディテールに使用している。

T1 3rd Generationは、従来のセミオープン型から開放型へ変更された。ハウジングパネルにはエッチング加工による精巧なホールパターンが施されている。さらにドライバーを傾けて配置することで、クリアで清々しい音場表現、広々として立体的な臨場感溢れるサウンドを実現するとしている。

インピーダンスは従来の600Ωから32Ωへと変更。ポータブルデバイスとの組み合わせを想定し、ヘッドホンアンプを使わずに十分な音量を確保できるよう配慮した。

イヤーパッドは、内部クッション部に形状記憶フォームを、外皮には通気性の良いソフトベロアを採用。熱と圧力によってユーザーの頭部・耳の形状に順応し、程よい密着感と遮音性を両立するとともに、長時間使用でも快適な装着感を実現するとのこと。交換も可能。

T5 3rd Generationは周囲の騒音を軽減する密閉型ハウジングで、インピーダンスは従来のT5pと同様に32Ω仕様。本機もポータブルデバイスをはじめとして、様々な機器との接続においてパフォーマンスを最大限発揮できるとしている。

本機のイヤーパッドも交換も可能。内部クッションに形状記憶フォームを、外皮には人工皮革(レザーレット)を使用し、こちらも適度な密着感と遮音性を確保した。

専用ケーブルは両出し着脱可能で、線材には高純度無酸素銅7N OCC線を使用。被膜には外部ノイズに強く、柔軟性に優れるテキスタイルコーティング(繊維被膜)を採用する。コネクターは金メッキ 3.5mmステレオミニプラグを装備、金メッキ 6.3mmステレオ標準プラグアダプターも付属する。

T1 3rd Generationの付属ケーブルは長さ3m、T5 3rd Generationは1.4mとなる。また付属ケーブルのほか、同じく高純度無酸素銅 7N OCC線を使用した別売の4ピンXLRバランス接続対応ケーブル、2.5mm 4極バランス接続対応ケーブルとの組み合わせも可能。

周波数特性は5Hz - 50kHz、感度は100dB(1mW)、ヘッドバンド側圧は約4N。質量は360g(ケーブル含まず)。

同社は発売前の「T1 3rd Generation」「T5 3rd Generation」が試聴できる体験会を、ティアック東京多摩本社にて開催予定。感染対策を行った上での少人数完全予約制とする予定で、詳細は決まり次第近日中に案内するとのこと。なお新型コロナウイルスの感染状況などによりイベント中止となる場合もあるとしている。

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