今秋にエンコード/デコードソフト発表予定

次世代映像コーデック「H.266/VVC」発表。画質落とさずH.265/HEVCよりデータ量半減

編集部:小野佳希
2020年07月07日
独Fraunhofer HHI(フラウンホーファー・ハインリッヒ・ヘルツ通信技術研究所)は、現在用いられている映像圧縮技術「H.265/HEVC」と同等の映像品質を保ちながらも約50%のデータ削減が可能だという次世代コーデック「H.266/VVC」を発表。モバイル端末等向けチップを現在開発中で、同技術をエンコード/デコードできるソフトウェアを今秋に発表予定であることを明かした。

H.266/VVCのロゴ

VVCは「Versatile Video Coding」の略。8Kや4K映像を大型テレビでストリーミング再生するような用途を想定して開発したとのことで、例えば90分の4K映像はデータ量がH.265/HEVCで約10GBになるのに対し、H.266/VVCでは約5GBに抑えられるという。HDRや高解像度の360度映像なども含めた様々な映像に適するものだとも説明している。

フラウンホーファー協会を始め30以上の企業・団体によって構成されるMedia Coding Industry Forum(MC-IF)の下、H.266/VVCのライセンス規定が策定される予定。法外な特許料にならないようフェアユースを求めるFRAND条項に基づいた公平なライセンスになるとしている。

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