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カルフォルニア州地裁での訴訟に続き

シャープ、中国CHOT社などを特許権侵害で調査申し立て

公開日 2020/04/22 16:28 編集部:小野佳希
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シャープは、中国 Xianyang CaiHong Optoelectronics Technology Co., Ltd(咸陽彩虹光電科技有限公司/CHOT)、香港 TPV Technology Limitedとその子会社、そして米国Vizio, Inc.を特許権侵害で米国国際貿易委員会(ITC)に調査申し立てしたと発表した。

CHOTが製造する液晶パネル、およびTPVとその子会社による行為が、PSA技術やTFT技術、広視野角技術に関連するシャープの米国特許権5件(第7,245,329号、第7,372,533号、第8,022,912号、第8,451,204号、第8,847,863号)を侵害しているとして、米国関税法337条に基づく侵害調査の開始を申し立てを行った。通常、ITCでは、申立日から30日以内に侵害調査の開始が決定される。

また、シャープでは本侵害調査を通じて、上記特許権の満了までの間、CHOT等の被疑侵害製品およびそれらを使用した製品の米国輸入を禁止する限定排除命令、ならびに、CHOT等による米国での当該製品の宣伝・販売を禁止する販売停止命令をITCが出すことも求めている。

なお、シャープは今回の3社に対して、米国カリフォルニア州中央地区連邦地方裁判所での特許権侵害訴訟も3月に提起している

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