HOME > ニュース > Cayin、DAP「N6ii」用オーディオマザーボード「E01」。ESS「ES9038PRO」採用

N6iiとのセット販売も

Cayin、DAP「N6ii」用オーディオマザーボード「E01」。ESS「ES9038PRO」採用

公開日 2019/12/20 00:00 編集部:川田菜月
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
コペックジャパンは、CayinブランドのDSDネイティブ/ハイレゾ対応デジタルオーディオプレーヤー「N6ii」向けオーディオマザーボード「E01」を発売。N6ii本体とのセットも用意し、単体で税込み47,960円前後、N6ii本体セットは税込159,940円前後での実売が予想される。

N6ii用オーディオマザーボード「E01」

N6ii用オーディオマザーボードの第三弾製品。今回はリファレンスクラスのESS製DAC「ES9038PRO」をCayinのポータブル製品として初めて搭載した。同DACでは8チャンネルDACが異なる電流モードをコントロールし、オーディオ用として4チャネルDACが並列動作する。ヘッドホンアンプ回路はディスクリート設計とし、、低ノイズのオーディオグレードJEFT(Junction gate Field-Effect Transistor)とBJT(Bipolar Junction Transistor)を採用したことで、ポータブルながら大出力と高いコントロール性能を発揮するとしている。

ESS製8チャネルDAC「ES9038PRO」を搭載

最大DSD 256(11.2MHz)のネイティブ再生に対応、PCMは最大383kHz/32bitまで。デュアルアンプ搭載で、Class AおよびABモードがメニューから切り替え可能。バッテリー持続時間はClass Aモードで7.5時間、Class ABモードで9.5時間となる。

出力端子には3.5mmのアンバランスを採用。出力はClass Aモードで105mW(32Ω)、Class ABモードで150mW(32Ω)。出力インピーダンスは0.6Ω、ダイナミックレンジは119dB(20Hz - 20kHz,A-weighted)、S/N比は119dB(20Hz - 20kHz,A-weighted)。THD+Nは0.003%(1kHz,Fs=44.1kHz;20Hz - 20kHz,A-weighted)。

N6iiはオーディオマザーボードの交換が可能なデジタルオーディオプレーヤー。筐体には航空機グレードアルミニウム合金を採用し、ディスプレイは4.2インチのマルチタッチ対応タッチスクリーン(解像度は768×1,280)を搭載する。側面には再生/音量調整可能な操作ノブも装備する。

プレーヤー部はOSにAndroid 8.1を搭載。Cayin MusicアプリとHiby Musicアプリがプリインストールされている。CPUにはSnapdragon 425を採用し、RAMは4GB、ストレージは64GB。microSDカードは最大512GBまで対応する。

Androidシステムのサンプリングレート変換(SRC)を使用せず、再サンプリング無しで楽曲再生ができる「ダイレクト・トランスポートオーディオ(DTA)」にも対応。Wi-Fi 2.4G/5Gのデュアルバンド対応で、オンラインストリーミングやNAS音源再生も可能。外形寸法は70W×121H×21Dmm、質量は約290g。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック