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初の65ヵ年受賞店も誕生し24店が参加

パナソニック、販売店との絆を深める「2018年度 優秀ご販売店様謝恩会」を開催

2019/11/08 Senka21編集部 徳田ゆかり
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冒頭には、津賀一宏社長が御礼の挨拶を述べた。まず先般の大型台風および大雨での被災者に対するお見舞いの意を表すとともに、「被災されたご販売店様の中には、お客様の困りごとへのご対応を優先し、地域を廻られたお店もあったと伺っております。災害の後、地域のかなめとなってお客様に寄り添い続けるご販売店様のお客様を思う心にただただ頭が下がる思いです」と語った。

挨拶する津賀一宏社長

続けて、パナソニックの現状と取り組みについて報告。本年度上期の業績に対して、「ほぼ想定どおりの着地。年間業績は為替などの影響で売上を若干下方修正しますが、利益は当初の見通しを維持」と総評。国内の家電事業について、「上期は好評に推移しました。7月の天候不純で苦戦はあったものの、消費増税前の駆け込み需要をしっかり刈り取り、売上げは前年を上回る水準で着地しています。特に冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、美容家電、ブルーレイレコーダーなど、数多くの主力商品でシェアNo.1をいただくことができました」と振り返り、これに対する販売店の支援と尽力に感謝の意を表した。

パナソニックの2019年度上期の業績

長期的視点での変革に向けた取り組みとして、「くらしアップデート」についても言及。「従来のようなメーカーが一方的に最高と考える商品を届けるのではなく、ひとりひとりのお客様に寄り添い、その心を満たす最適な暮らしを絶えずご提供しつづけていくもの」として、「決してパナソニックの独りよがりの発想ではなく、今後間違いなく世の中が求める潮流となると考えます」と力を込めた。

長期的視点での変革に向けた取り組み「くらしアップデート」

家電から家の中全体、車、オフィス、店舗などあらゆる場所にその潮流が広がるとして、「これまでもお客様の暮らしに幅広い接点をもたれた皆様とともにお役立ちを果たしてきたパナソニックこそ、率先して暮らしの進化に挑戦する。これが我々の目指す暮らしアップデートの考え方」と説明。さらにこの考え方に基づき心と体の健やかさを新たなフィロソフィーとして掲げ、新たな取り組みを進めているというアプライアンス社について説明した。

「商品そのもの(ハードウェア)の強みと、サービス(ソフトウェア)の両面から暮らしをアップデートする商品の創出に取り組んでいます」。第一段として紹介されたのは、電子レンジ「ビストロ」。スマホアプリを介して購入後も新しいメニューを追加できるほか、食材の宅配とも連携するなど新たなビジネスモデルにも挑戦している。「これらの取り組みは始まったばかりですが、今後さまざまな取り組みを加速して参ります」。

ハードとソフトの両面からくらしをアップデートする

価値提供の基本となるのは商品力であるとあらためて強調。「ビジネスモデルを変えても、商品そのものの魅力がなければお客様にはご満足いただけないと考えます。スペックの追求だけではない魅力をさらに磨き上げ、競争力のある強い商品づくりに取り組んでいく所存です」。

くらしアップデートは家の中だけでなく、街全体に広げる。9月には大阪吹田市でのスマートタウン建設計画を神奈川での例に続き発表。「注力するテーマは、高齢化。日本はすでに超高齢社会にあり、高齢者が健康で幸せな人生を送るのは、極めて重要なテーマ。モノの所有意欲は下がる一方、長く幸せに暮らしたい思いは強まる。サービスでの価値提供はより重要となり、くらしアップデートによるお役立ちの可能性はさらに大きくなっていると感じます」と語った。

大阪吹田市のスマートタウンで高齢化のテーマに取り組む

これも完成形が見えているわけではなく日々お役立ちを進化させるとし、「新たな挑戦を進める上で、我々の最大の強みとなるのは、これまでご販売店の皆様とともに培ったお客様の暮らしに寄り添い続けるDNA。これからも我々は、皆様とともに徹底してお客様の視点に立ち、新たなお役立ちを生み出す」と強調する。

こうした活動の先にあるのはお客様ひとりひとりにとっての幸せ、と定める。「堺屋太一氏が松下幸之助創業者を評して、『幸せを売る経営者』と述べられました。『みんなが幸せになれば自分も幸せになる。自分が幸せになれば必ずみんなが幸せになるという思想が流れている。まさに幸せの哲学こそが松下さんの哲学であった』と。それは今もこれからも決して変わりません。それは全国のご販売店様と共通の思いではないでしょうか」。

松下幸之助創業者は「幸せを売る経営者」

お客様の幸せを追求するのは簡単なことではないが、「だからこそ100年にわたり暮らしと向き合ってきた我々がそこに挑んでいかなくてはならない」とし、「そのためにも、お客様の暮らしを肌で感じ、声に耳を傾けてこられたご販売店の皆様とともに歩み続けることが欠かせません」と強調。「パナソニック グループをよきパートナーとして、末長くご支援、お引き立ていただくことを心からお願い申し上げます」とし、販売店の活躍と健勝を祈りつつ締め括った。

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