ドライブシミュレーションやVRなどで活用可能

JVCケンウッド、D-ILAプロジェクター技術と曲面スクリーンで高没入感を得られる映像システム

編集部:小野佳希
2019年10月08日
JVCケンウッドは、同社のD-ILAプロジェクター技術と曲面スクリーンを組み合わせることでドライブシミュレーションやVRなどで没入感・臨場感の高い映像表示を実現するというシリンドリカル・ディスプレイシステムを開発。外部企業へのソリューション提供を開始する。

システムイメージ

同社がD-ILAプロジェクターの開発において培ってきた独自の高画質技術と、広い視野角で映像を投写できるシリンドリカル(*一方向に曲率をもつ形状のこと)スクリーンを組み合わせたソリューション。これにより、ドライブシミュレーションや建築物のデザインビューなどのシミュレーションおよびバーチャル・リアリティ用途において、没入感・臨場感の高い映像表示を実現するとし、さまざまな映像表示分野に提案していくという。

今回開発したシリンドリカル・ディスプレイシステムは、D-ILAプロジェクターの特徴を生かしたうえで、シリンドリカルスクリーンの曲面形状へ歪みなく投写するマルチ投写技術や、複数台のプロジェクターを重ね合わせて投写するブレンディング技術などによって高い没入感や臨場感を実現したと同社は説明。

また、LEDパネルや有機ELディスプレイなどと異なり、プロジェクター複数台を組み合わせて最適に配置することにより、実世界の明るさを再現する実輝度表示や忠実な色再現を実現し、灯体設計開発やデザイン検証などさまざまな用途への活用も可能だとしている。

同社では本システムを、自動車、船舶、航空・宇宙、建設、教育・医療、アミューズメント業界などのさまざまな映像表示分野に向けて、ユーザーの用途や要望に応じて各種カスタマイズできるシリンドリカル・ディスプレイソリューションとして提案していくという。

なお、本システムはANAホールディングスが提唱する「ANA AVATAR VISION」への技術協力として、幕張メッセで開催される「CEATEC 2019」のANAHDブースに展示される。

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