リケーブルブランドも多数出展

<ポタ研>STAXの遮音カバーは“予想以上の人気”/東神奈川のカスタムIEMブランド「アルファ☆デシベル」初出展

編集部:成藤 正宣
2019年02月03日
2月2日、東京・中野サンプラザにて、フジヤエービック主催のポータブルオーディオイベント「ポタ研 2019冬」が開催された。本稿では、STAX、カスタムIEMブランド、リケーブルブランドのブースの模様をお伝えする。

STAX

スタックスは、同社の静電型イヤースピーカーと専用アクセサリー「CES-A1」の組み合わせを中心に出展している。CES-A1は、「SR-003 Mk2」「SR-002」といったポータブルタイプの静電型イヤースピーカーに装着し、屋外でも使用できる遮音性を実現するアクセサリー。ブースの担当者によれば当初の予想を上回る好評ぶりで、国内だけでなく海外からも購入されているという。

日本だけではなく海外からも購入されているという、イヤースピーカー遮音カバー「CES-A1」

ブースではCES-A1を取り付けたイヤースピーカーで、ポータブル用ドライバーユニット「SRS-D10」「SRS-002」の音質を聴き比べられた他、オーバーヘッドタイプのフラグシップイヤースピーカー「SR-009S」と従来モデル「SR-009」の比較も体験できた。

オーバーヘッド型の「SR-009S」「SR-009」聴き比べも用意

アルファ☆デシベル

東神奈川の(株)キタガワが展開するアルファ☆デシベルは、今回初めてイベント出展を行うカスタムIEMブランド。これまで主にSNSを中心に情報発信を行っていたが、安定した製造体制が整ったことなどからイベント参加を決めたという。

東神奈川の「アルファ☆デシベル」がイベント初出展

ラインナップは、6BA「KM-6」(¥84,800〜)、4BA「KM-4」(¥54,800〜)2BA「KM-2」(¥29,800〜)に加え、耳穴にほぼ収まってしまうコンパクトモデル「MIRO mini」(¥29,800〜)も用意。小型のBAユニットとT2というケーブル端子を採用することで、このサイズを実現しているとのこと。

一般的なカスタムIEMよりさらに小型のモデル「MIRO mini」。MMCXタイプも開発中とのこと

その他、付属ケーブルをEstron社の「Linumシリーズ」またはワイズテックのNOBUNAGA Labsブランドから選択できるオプションや、カスタムIEM製作者向けに医療グレードのレジン製耳型を制作するサービスなども用意している。

カスタムIEM製作者向けのサービスなども提供している

ワイズテック

ワイズテックは、自社ブランドNOBUNAGA Labsのリケーブルを出展。OFC銀メッキ線の8芯構造を採用する「PREMIUM」、銀メッキOCC線と純銀線を組み合わせた「HYBLID」、柔らかい高純度無酸素銅の8芯構造を採用した「ADVANCE」の3ラインを展開する。同社のケーブルはアルファ☆デシベルのカスタムIEMにもオプションとして採用されている。

線材の組み合わせが異なる3ラインを展開する

アルファ☆デシベルのオプションケーブルとしても採用されている

また、先日発表したPREMIUMラインの最新モデル「鬼丸改-S」「雷切改-S」「景光-S」も出展。プラグとMMCXコネクタの両方に電導性の良い銀メッキを施し音の立ち上がりを向上させたというモデルで、ブース担当者によれば「これまで試した中では、4.4mmバランス接続対応のプレーヤーと特に相性が良い」とのこと。発売日は2月15日だが、会場では先行販売も行われていた。

プラグを銀メッキとすることで音の立ち上がりを早めたという新モデル

Just ear

ソニービデオ&サウンドプロダクツのカスタムIEMブランドであるJust earは試聴会を実施。3タイプの音質傾向を選べるプリセットモデル「XJE-MH2」を、担当者の解説の下でじっくり試聴できた。

ユーザーに応じたカスタマイズに対応するJust ear

また、ソニーのハイエンドデジタルオーディオプレーヤー「DMP-Z1」のためにチューニングした特別モデル「MJE-MH/Z1」の試聴機も用意。DMP-Z1の音響設計チームと細部まで共同調整を行ったというソニーストア限定モデルを、ブースで気軽に試すことができた。

ソニーストアで扱われている「DMP-Z1」専用チューニングモデルも聴ける

SATOLEX

サトレックスは、同社のイヤホン「Tumuri」のハウジングの一部をアルミニウムに置き換えたバリエーションモデルを参考出展した。

「Tumuri」のアルミモデル。外側部分のみアルミ製となっている

ベースとなるTumuriのハウジングはすべて樹脂製だったが、今回の参考出展では表側半分のみをアルミ製に置き換えている。この変更だけで高域の聴こえ方や音の広がりが向上したといい、価格もベースモデルから大きく変えずに済むという。現在、今年の夏ごろ発売を目標に開発中で、1万円前後の価格を見込んでいるとのこと。

イヤホン/ヘッドホンの従来モデルも展示

GREEN FUNDING by T-SITE

クラウドファンディングサイトGRENND FUNDING by T-SITEのブースでは、同サイトでクラウドファンディングを実施中、およびこれから実施予定の製品を出展。JDSoundのUSBスピーカー「OVO」や、スピーカー内蔵枕「HUMU」などを展示していた。

USBスピーカー「OVO」や枕型スピーカー「HUMU」などクラウドファンディング製品を展示

またJDSoundからは、2月〜3月頃からクラウドファンディングを開始するという、光デジタル入力をUSB Type-A出力×2に変換するD/Dコンバーターも参考出展された。これはOVOを光デジタル出力が主流のテレビに接続したいというニーズを受けたもので、2つのUSB出力それぞれにOVOを接続することでステレオスピーカーとしても利用できる。さらに、USB microB端子でPCと接続し、PCの音声をUSB Type-Aから出力するハブとしても使用できるという。価格は3,000円から4,000円になる見込みとのこと。

光デジタル入力を2つのUSB出力に変換できるというD/Dコンバーター

ORB

ORBは同社が製造するリケーブルやヘッドホンアンプの試聴を用意。同社のイベント出展ではおなじみとなっている、オーダーメイドのケーブル受注サービスも実施していた。

ORBブースでは、オリジナルケーブルの試聴やオーダーメイドケーブル/アンプの制作を受け付けていた

参考出展は、銀メッキ線を導体に採用したリケーブル「Brilliant force」。海外市場向けの製品で、クリアな塩ビ被覆を採用することで銀メッキ線が透けて見えるデザインとなっている。同社の従来モデルとは対照的な、高域が目立つきらびやかなサウンドが特徴だという。国内の価格や発売時期は未定としていた。

海外向けモデルという「Brilliant force」

Lightnig - 2.5mmバランス端子変換ケーブルなどの試作ケーブルも


オーディオみじんこは様々なオリジナルリケーブルの展示/販売を実施。NOBUNAGA Labsの銀メッキプラグを用いた試作機も参考展示


オヤイデ電気はケーブル素材の会場販売や、昨年12月発売のプレミアムケーブル「HPC-QUAD」などリケーブルの試聴を用意


NIDEONは導体からプラグまで自社開発を行ったハイエンドケーブルを製造。現在、京都西陣織を被覆に採用した肌触りの良いケーブルを開発中という。価格は10万円前後


ジェイフォニック(センサフォニクス)ブースでは、密着感の高いフルシリコンカスタムIEMや、ステージパフォーマンス用のプロ向け機材を展示していた


WAGNUS.ブースでは、NOBLE AUDIOのカスタム/セミカスタムIEMや、オリジナルリケーブルを展示。「1980年代のブルガリア製」というビンテージケーブルの数量限定販売も行った


Brise Audioは12万円のフラグシップ「YATONO」や音質にこだわった変換ケーブルを展示。先月末に発表した従来ユーザー向け優待サービス「ケーブルリフレッシュプラン」にも、早速多くの申し込みがあったという

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