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独自のオーディオアーキテクチャにより高音質を追求

COLORFLY、ESSと共同開発した独自DACを搭載するハイエンドDAP「U8」

公開日 2018/10/29 17:44 編集部:成藤正宣
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IC-Connectは、同社が取り扱うCOLORFLYブランドより、ESSと共同開発したオリジナルDACなど独自のオーディオアーキテクチャを搭載したハイエンドDAP「U8」を11月4日より発売する。価格はオープンだが、125,000円前後の実売を想定する。

COLORFLY「U8」

2010年に発売したDAP「C4」で人気を博したCOLORFLYが、新たな本格ハイエンドDAPという位置づけで開発したモデル。研究に3年間をかけたオーディオアーキテクチャを搭載し、「音楽ソース本来の音を全てのユーザーに伝えること」をコンセプトとしている。

ESS Technologyと共同開発したオリジナルのDACチップ「Colorfly α」をデュアル構成で搭載。PCMは384kHz/32bit、DSDは22.5MHzまで再生に対応。高精細な回路設計により約130dBのDNR(ダイナミック・ノイズ・リダクション)を実現したとする。

オリジナルDACチップ「Colorfly α」により低ノイズを実現

楽曲データの読み込みにはCPUを使用せず、専用のFPGAによりダイレクトに読み出す技術「ATMP Technology」を採用。データストリームの遅延を大幅に抑制し安定した信号伝送を行うと共に、CPUを介さないことでOSがオーディオに与える影響を軽減。音の再現性、立ち上がりの素早さ、きめ細かさ、明瞭さなどの音質向上を実現しているという。

ファイル読み出しにCPUを使わないことで、遅延の軽減や安定したデータ伝送を実現し、高音質化を図る

また、専用設計の超低ジッター技術「JitterKiller II」を搭載。一般的に使われるクロックの2倍の周波数で動作する49.152MHz/45.1584MHzという2種類の超低位相ノイズ水晶発振器と、独自のジッター除去チップを組み合わせ、ジッターを非常に低く抑えている。

ディスプレイは3.97インチ、解像度800×480のIPSタッチパネルで、天面にはバッテリーや無線の状態などを表示するサブディスプレイも搭載。側面のボリュームコントロールには機械的なノイズを低減するため静電容量型のタッチセンサーを採用した。また、OSとしてAndroid 6.0をオーディオ用にカスタマイズした「Ultron OS」を採用している。

Androidをカスタマイズしたオーディオ特化のOSを搭載する

充電/入力端子はUSB Type-Cで、USB-DAC機能も搭載。出力端子は光デジタル/ライン兼用の3.5mmヘッドホンジャックと、2.5mmバランス端子を内蔵。最大出力は130mWとなる。Bluetooth 4.0(AAC/SBCコーデック)とWi-Fiに対応し、DLNAもサポートする。

側面にセンサー式ボリュームを搭載

内蔵メモリーは64GBで、最大256GBまで利用可能なmicroSDXCスロット1基を搭載。THD+Nは-110dB(0.0005%)。連続再生時間は約7時間。外形寸法は約66W×110H×14Dmm。

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