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約25万円

HIFIMAN、マルチビットDACをデュアル搭載したフラグシップDAP「R2R2000」

公開日 2018/10/23 18:14 編集部:成藤正宣
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HIFIMAN JAPANは、マルチビットDACをデュアル構成で搭載、高音質Bluetoothコーデック・HWAにも対応したフラグシップDAP「R2R2000」を11月8日より発売する。価格はオープンだが、247,500円前後の実売を想定する。

「R2R2000」

既に生産を終了している貴重なマルチビット方式のDACチップ「PCM1704K」をデュアル構成で搭載。このDACチップについて同社は「世界に残る最後の新品ストックを使用した」と謳っている。また、最大768kHzまで対応できるという同社設計のFPGAデジタルフィルターを組み合わせることで、PCM 192kHz/24bit、DSD 2.8MHzまで再生可能としている。

貴重なマルチビットDACを採用、音源フォーマットも幅広く対応

Bluetoothでは、中国ファーウェイと台湾サビテックが開発した高音質コーデック「HWA」にDAPとして初めて対応(関連ニュース)。96kHz/24bitまで伝送でき、歪率は0.0005%と非常に低く、有線接続に匹敵する品質で音楽が楽しめるとする。同社はスマートフォン向けに専用アプリ「HIFIMAN」を用意しており、これによりスマートフォンの楽曲がHWAで伝送可能とする。

USB-DAC機能も搭載し、PCと接続する際は最大384kHz/24bitまでの音源に対応する。またUSB-OTGにより、スマートフォンと接続しても使用可能。なお、Windows PCへの接続にはドライバーのインストールが必要となっている。

製品を制御するOSも同社がカスタム設計し、常に1つのタスクのみを処理するシングルプロセス設計とすることで低ジッターを実現。電力もCPUと制御回路にわずか10mAしか消費せず、オーディオ出力に電力を集中させることができ、高い音質を維持しながらバッテリーをコンパクトに収めている。

高音質ながら長時間再生とコンパクトさも実現

さらに、音質重視のHiFiモードと音質を維持しながら再生時間を延長するエコモードという駆動モードを搭載。HiFiモードでは約8時間、エコモードでは約35時間の連続再生が可能。

ヘッドホン出力は3.5mmステレオミニ端子と4.4mmバランス端子を搭載。1チャンネルにつき最大500mWの出力が可能。

3.5mmと4.4mmジャックを搭載

その他、USB端子にType-Cを採用し、バッテリー残量0%から1時間以内の満充電ができる急速充電を搭載。周波数応答特性は20Hz〜40kHz、THDは0.006%、S/Nは115±3%。メモリーは内蔵せず、256GBまでのmicroSDXCスロット1基を搭載する。

USB Type-Cにより急速充電、USB-OTG、USB-DACとしての利用などが可能

外形寸法は56W×974H×18.8Dmm(最厚部)、質量142g。

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