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毎週土曜21時から「4Kシアター」

NHK、12月開始のBS4Kで黒澤明/溝口健二/小津安二郎作品を4K放送

公開日 2018/10/25 11:38 編集部:小野佳希
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NHKは、12月からスタートする新衛星4K8K放送において、毎週土曜21時から「4Kシアター」と題した番組を放送することを発表。黒澤明・溝口健二・小津安二郎作品の4Kデジタル修復版を6週連続放送する。放送スケジュールは下記の通り。

(c) KADOKAWA 1950

■12月8日「羅生門 4Kデジタル修復版」
(黒澤明監督作品 1950年製作)

■12月15日「乱 4Kデジタル修復版」
(黒澤明監督作品 1985年製作)

■12月22日「雨月物語 4Kデジタル修復版」
(溝口健二監督作品 1953年製作)

■12月29日「山椒大夫 4Kデジタル修復版」
(溝口健二監督作品 1954年製作)

■1月5日「近松物語 4Kデジタル修復版」
(溝口健二監督作品 1954年製作)

■1月12日「浮草 4Kデジタル修復版」
(小津安二郎監督作品 1959年製作)

新4K8K衛星放送はBS/110度CSの放送波を使って今年2018年12月1日からスタートする4K放送。NHKのほかTBSなど民放局も4Kチャンネルを展開し、BSで10個の4Kチャンネルと1個の8Kチャンネル(NHK)、110度CSでは8個の4Kチャンネル(スカパー!)が開局予定。

NHKでは4Kチャンネル「BS4K」に加えて8Kで放送を行うチャンネル「BS8K」も展開。BS4Kは、午前6時から夜0時までの一日18時間、BS8Kは午前10時から午後10時10分まで一日約12時間の放送を行う(関連ニュース)。

ゴールデンタイムには、「ダーウィンが来た!」「BS時代劇」「日曜美術館」「小さな旅」など人気番組の4K版を放送、週末にはBS4K独自の特集番組などを編成する。土曜夜は「4Kスペシャル」とし、開局の日となる12月1日には世界初となる南極からの4K生中継を放送、ドローンによる日本各地の美しい空撮を軸にしたフランスと国際共同制作のシリーズ番組「フロム・ザ・スカイ - 4K空紀行 - 」も予定している。日曜日は、1月より朝9時に「大河ドラマいだてん」を放送する。

なお、新4K8K衛星放送の視聴には、受信対応チューナー内蔵の4Kまたは8Kテレビか外付けチューナーなどが必要。NHKのBS8Kチャンネルなど新たに左旋波を使うチャンネル5局を視聴するには左旋波の受信に対応したアンテナも必要になる。新4K8K衛星放送で開局するチャンネルや視聴方法などの詳細は以前のニュースに詳しいのでそちらも参照いただきたい。

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