アナログアンプ搭載機

<IFA>ソニー、“持ち運べる” 超弩級DAP「DMP-Z1」欧州でも展開。12月発売、8,500ユーロ

編集部:成藤正宣
2018年08月30日
ソニーは、ドイツ・ベルリンの国際コンシューマーエレクトロニクス展示会「IFA 2018」開幕に先立ちプレスカンファレンスを実施。“キャリアブル”なデジタルオーディオプレーヤー「DMP-Z1」を公開した。欧州における販売価格は8,500ユーロを想定し、英・仏・独で12月以降の発売開始を予定する。日本での発売予定は未定。

「DMP-Z1」

今年8月上旬、中国の「香港ハイエンドAVショウ」で公開されたものがグローバルで正式発表されたかたち(関連ニュース)。

同社フラグシップオーディオ製品“シグネチャーシリーズ”としてラインナップされる、据え置きアンプに匹敵するサイズのアンプブロックに、同社ウォークマンに準じる液晶ディスプレイとUIを組み込んだデジタルオーディオプレーヤー。

自宅のデスクなど室内での利用を想定したサイズながら、楽曲保存領域として256GBの内蔵メモリーとmicroSDXCスロットを2基搭載し、電源は内蔵バッテリーから供給されるため、コンセントからのAC給電を伴わず単独で動作させることが可能。革製の専用キャリングケースが付属する。

バッテリーは5つのセルから成るデジタル/アナログ分離設計。またバッテリー給電の方がノイズの少ないクリーンな電力を供給できるという観点から、専用ACアダプター接続時もバッテリー給電を優先するよう設定することができる。アルミシャーシもデジタル基板/アナログ基板を分離するH型構造をとっている。

同社ウォークマンなどで採用するデジタルアンプ「S-Master」ではなく、DACチップAK4497EQ2基とアナログアンプの組み合わせを採用。デュアルDACによりチャンネルセパレーションを高め、アナログアンプで大出力/高音質を実現するとしている。

音声信号が直接通過するボリューム部のパーツは、真鍮と低歪抵抗体による最高品質の部品を採用。さらにソニー独自の銅メッキ・金メッキを施すことで、DACからの信号を最大限活かすことができるという。配線にもキンバーケーブルの線材を採用するなど、部品の厳選を行っている。

再生機能として、リニューアルしたアップコンバート機能「DSEE HX」、DSDリマスタリングエンジン、レコード再生の質感を再現する「バイナルプロセッサー」等を搭載。Bluetooth送信・受信機能、NFC、USB-DAC機能も搭載。出力端子は3.5mmステレオミニジャック、4.4mmバランスジャック、USB-Type Cを搭載する。

対応音源フォーマットはDSD 11.2MHz(ネイティブ)、WAV 384kHz/32bit(Integer/Float)、 FLAC 384kHz/24bit、ALAC、MQA、AIFF、APE、HE-AAC、AAC、MP3、ATRAC、WMA。連続再生時間は約9時間(FLAC 96kHz/24bit時)。

外形寸法は約138W×68.1H×278.7Dmm、質量約2490g。

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