キタムラは上場廃止へ

CCCがキタムラを買収へ。提携強化で企業価値最大化を狙う

編集部:小野佳希
2018年05月15日
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(株)(CCC)は、(株)キタムラの買収を目標に、子会社のCKホールディングス(株)を通じてキタムラ株の公開買付け(TOB)による取得を行うことを決定した。


キタムラが発行している普通株式のすべて(CCCが所有するキタムラ株式及びキタムラが所有する自己株式を除く)を取得することにより、キタムラを非公開化(上場廃止)することを目的にする。

買い付け期間は5月16日から6月26日までで、買い付け価格は普通株式1株につき1,230円。買付予定数は14,686,273株で、下限を7,721,500株に設定している。

CKホールディングスは本TOBを主たる目的とし、CCCが今年4月6日に設立した会社。なお、CCCは本日5月15日現在でキタムラの株式6,207,900株(所有割合29.71%)を所有。筆頭株主としてキタムラを持分法適用関連会社にしている。

また、CKホールディングスの代表取締役社長である武田宣氏は、キタムラの取締役会長を兼任している。加えて、キタムラにはCCC及びCCCの連結子会社から取締役計2名が派遣されている。

このTOBに対しキタムラでは、賛同の意見を表明するとともに、株主に対して、TOBに応募することを推奨する旨の決議をしたことを発表している。

なお両社は2013年8月9日に資本業務提携契約を締結し、複合商業施設 T-SITEへのキタムラの出店などで連携。その後2017年5月15日にはキタムラからCCCに対して株式所有割合増加を依頼し、新たな資本業務提携契約を締結していた。

両社は、企業価値を向上させるための施策について複数回にわたる協議・検討を重ねてきたとのこと。その結果、写真領域の市場環境が急速に変化している厳しい競争環境下を勝ち抜き、さらにより良いサービスを提供、発展していくためには、CCC及びキタムラがこれまで以上に緊密に連携し、経営資源及び経営ノウハウの相互活用を一段と推し進める必要があるとの考えに至ったという。

そして、両社間の提携関係をさらに強化し、両社の顧客基盤、事業基盤、財務基盤等の経営資源の相互活用を促進し、各種施策を実行することが、両社の企業価値の最大化に繋がると考えており、そのためには、キタムラを非公開化することが最良の選択であるとの考えで一致したと説明している。

関連記事