現地での需要増への対応力強化を図る

出光、有機EL材料事業の新会社を中国に設立。「中国は有機ELディスプレイ生産国として著しく成長する見込み」

編集部:小野佳希
2018年04月13日
出光興産は、中国における有機EL材料のさらなる需要拡大に対応するための新会社を、四川省成都市に今年2018年度第1四半期に設立すると発表した。

新たな中国現地法人の設立について、四川省成都高新技術産業開発区政府と基本合意。今後、会社設立手続きを経て、2019年度中に有機EL材料製造工場を完工し、商業生産開始を目指す。資本金は8,000万人民元(RMB/約13億円)で、出光興産が100%出資。

出光興産は、2017年、上海市に出光電子材料(上海)有限公司を設立し、有機EL材料事業におけるカスタマーサポートやマーケティング活動を展開してきた。「今後は、中国顧客への技術支援をさらに強化するため評価体制を構築するとともに、顧客に安定供給の責任を果たすべく、供給体制の早期整備が必要」だとして、これを目的にした新たな現地法人を成都市に設立する。

同社では、本件の背景について「近年、スマートフォンや大型テレビ等、多くの製品に有機ELディスプレイの採用が進んでいる。中国においては、政府が推進するディスプレイ産業の振興政策を背景として、大手ディスプレイメーカー各社を中心に有機ELディスプレイ製造設備への投資が加速しており、今後、有機ELディスプレイ生産国として著しく成長する見込みだ」と説明している。

なお、同社は静岡県御前崎市および韓国京幾道パジュ市に有機EL材料製造工場を有しており、本拠点は同社第三の製造拠点になる。「今後も顧客ニーズに対応すべく、国内外において安定的な供給体制の構築を図っていく」とコメントしている。

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