“集大成” モデル

【HIGH END】パナソニック最上位UHD BDプレーヤー「DP-UB9000」、日本発売も検討中

編集部:小澤貴信
2018年05月15日
現地時間10日から13日にわたり独ミュンヘンで開催された世界最大規模のオーディオ見本市「HIGH END 2018 MUNICH」。パナソニックは、例年通り同社最新のテレビやBDプレーヤーなどAV関連機器を紹介するブースを出展。ここで、欧州での発売をアナウンスしている最上位UHD BDプレーヤー「DP-UB9000」のデモを行っていた。

パナソニック「DP-UB9000」

内部構造がわかるモデルが置かれていた

「DP-UB9000」(ドイツでの型番は「DP-UB9004EGK」)は、今年2月に欧州で開催された同社イベントで発表された。今回出展されたのは開発段階のプロトタイプとのことだったが、同社最新の有機ELテレビ「TX-65 FZW954」(欧州モデル)と組み合わせて、実際に映像を出してのデモンストレーションを行っていた。また、内部が見えるスケルトンモデルも用意されていた。

欧州では秋の発売を予定しており、それに向けて開発を進めている。なお、欧州での価格は1,000ユーロ程度を予定している。

本機は現時点で、欧州での発売しかアナウンスされていない。会場で説明を行っていた同社スタッフと話したところ、日本での発売は否定しなかった。少なくとも日本で発売するかどうか検討は行われていそうだ。

UB9000の詳細についてはこちらの記事でお伝えしたとおりだが、HDR10+やドルビービジョンに対応するなど、HDR関連の最新フォーマットをフルカバー。また筐体の剛性も高めたり、メカをセンター配置するなど、同社UHD BDプレーヤーの集大成的なモデルとなる。

ラックに設置し、実機で再生デモ

センターにメカを配置していることも特徴だ

またSACD以外のディスクフォーマットは一通り再生可能。同社説明員によると、「SACD再生に対応すると、ユニフィエ時代からの映像エンジンの資産が使えなくなるため、対応を見送った」という。

さらに本機は高品位なアナログオーディオ回路やオーディオ専用電源、高性能なD/Aコンバーターを搭載。またXLRバランス出力も備え音質を高めている。7.1chオーディオ出力端子や映像と音声を分離出力できる2系統のHDMI出力も備えている。質量は7.5kg。

背面端子部

HDRに関しては、前述の通りHDR10+とドルビービジョンに両対応する予定だが、今回の展示では、テレビ側のHDRトーンマッピングがあまり高性能でない場合、プレーヤー側で最適化する「HDRオプティマイザー」機能について改めてアピールしていた。

HDR10+やドルビービジョンについては、コンテンツのメタデータを読み込み、再生機器側で輝度を最適化するが、実際にこれらの規格を採用したコンテンツは、現状ではまだまだ少ない状況。一方でスタティックなメタデータでHDR表示を行う場合、通常はテレビ側でHDRトーンマッピングを行うが、安価なテレビなどででは、必ずしもこのトーンマッピングの精度が高いとは言えない。

そこでこのHDRオプティマイザーでは、HDRトーンマッピングをプレーヤー側で行うことで、より高品位なHDR再生を行えるようにする。

OPPOが撤退を決めたUHD BDプレーヤー市場。逆にパナソニックは、この市場に、“集大成”と位置付けるUHD BDプレーヤーを送り込んでくる。日本での発売をぜひ期待したい。

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