8Kへの取り組みをアピール

<4K8K機材展>フィリップス、日本初のDisplayHDR 1000対応モニター/キヤノンは8Kソリューションを展示

編集部:押野 由宇
2018年04月04日
本日4月4日から、企業向けに4Kおよび8Kの製品・技術を展示する「第一回4K・8K機材展」が東京ビッグサイトで開催されている。

同イベントでキヤノンは、同社がラインナップするカメラやモニターを活用した8Kソリューションの参考出展を行った。

キヤノンのブース

8Kカメラは、新開発のスーパー35mm相当サイズの8K専用CMOSセンサーを搭載。フルHDの16倍を超える解像度で、緻密で立体感のある映像の撮影が可能という。また小型かつ軽量なカメラヘッドを実現したことで、機動性を活かした撮影を可能とした。またEFマウントを採用したことで、同社製EFレンズを使用できることも特徴となる。

超高精細映像制作用の8Kレンズは、レンズの収差を極限までゼロに補正し、画面の隅々まで高解像度で色にじみの少ない映像表現を実現。新しいフォーカス方式や新光学材料の採用、最先端の設計・製造技術で、被写体距離による収差変動をほぼゼロに補正できるとしている。

参考出展された8Kカメラ

また8Kディスプレイも29型、55型を参考展示。BT.2020やHLGに対応するHDRディスプレイで、高輝度・高コントラスト・高色域表現を実現した。55型は150ppi超、29型は人間の視認限界に迫る300ppi超の画素密度を実現することで、これまで不可能だった繊細な光の強弱の再現ができるという。

29型の8Kディスプレイは300PI超の画素密度を実現

フィリップスは、日本初となる「DisplayHDR 1000」認証のPC用液晶モニターを参考出展。合わせて、DisplayHDR 400対応モデルも展示した。

フィリップスブース

DisplayHDRは、VESA(ビデオエレクトロニクス規格協会)がディスプレイのHDR品質基準の規格化を目指し策定したもので、最大輝度、最低輝度、色域などで厳格な基準が設けられている。

同社の展示モデルは、DisplayHDR 400対応モデルは輝度450cd/m2(ピーク時450cd/m2)、DisplayHDR 1000対応モデルは輝度720cd/m2(ピーク時1,000cd/m2)を達成。色域はともに実測値でBT.709カバー率100%、DCI-P3カバー率97.6%以上を実現したという。

これらのモデルについて、価格や発売日などはまだ明らかにされていないが、コンシューマー向けの販売も視野に入れており、近日の発表を予定しているとのこと。

アストロデザインは8Kへの取り組みとして、8Kカメラシステムを利用したアプリケーションの応用研究の一環となる、VRとの組み合わせを参考出展。8Kカメラシステムに魚眼レンズを装着し撮影した8K映像を、大容量・低遅延のネットワークを利用し高品質に配信する。平面への変換映像、HMD用映像表示など、リアルタイムとオフラインの映像制作が可能という。

8Kカメラシステムと魚眼レンズの組み合わせ例

また、120Hzの“フルスペック8K”に対応した55インチ液晶モニター「DM-3815」など既存の8K対応機種も展示し、同社の8K対応への取り組みを広くアピールしていた。

「DM-3815」

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