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AVアンプとして世界初のアトモス 7.1.6に対応

デノン、13ch/約1600W出力の “モンスター級” AVアンプ「AVC-X8500H」。HDMI 2.1やAlexaにも対応予定

公開日 2018/01/17 11:00 編集部:小澤貴信
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各アンプを自在に割り当てることが可能。バイアンプもスピーカーごとに設定

13chのパワーアンプを自在にアサインできることも大きな特徴だ。本機は15ch分のスピーカー端子を用意しており、フロントワイドやサラウンドバックを含む最大9chのフロアスピーカー、センターハイトやトップサラウンドを含む最大8ch(同時再生は最大6ch)のトップ/ハイトスピーカーに割り当てることができる。

スピーカー割り当てを行う画面。多様な配置を想定したプリセットを用意

スピーカー端子の割り当てはユーザーが任意で行うこともできる

また、あらかじめスピーカー配置が指定された「プリセットモード」に加えて、各アンプのスピーカーアサインをユーザーが自由に設定できる「カスタムモード」も用意している。

再生するフォーマットやサウンドモードに合わせて、再生するスピーカーを自動で切り替えることも可能。トップ/ハイトスピーカーの推奨配置が異なるドルビーアトモスとAuro-3Dのスピーカーをそれぞれ用意し、各フォーマットを再生するごとに自動で切り替えるといった使い方できる。

スピーカー/アンプの割り当てをカスタム設定していることろ。写真ではフロントとセンターをバイアンプに設定している

プリセットモードについては、ドルビーアトモス 7.1.6ch/Auro-3D 13.1chを設定できる「13.1chモード」、11.1chのうちフロントL/Rのみをバイアンプ駆動とした「11.1ch Bi-AMPモード」、2組のフロントL/Rスピーカーを2ch再生用とマルチch再生用で使い分けられる「11.1ch+2chモード」などが用意されている。

10chパワーアンプでフロアスピーカー5chをバイアンプ駆動させる「5chフルバイアンプモード」も用意する。また、カスタムモードを活用すれば「フロント3chのみをバイアンプ駆動する」といった設定も可能になるとのことだ。

AVC-X8500Hの背面端子部。15ch分のスピーカー端子、15.2chプリアウト端子、7.1chアナログ入力端子を備える

2組の異なるフロントスピーカーを切り替えて使用できる「A+B」設定、パワーアンプをゾーン2、ゾーン3へ割り当てる「ゾーン」設定も行える。

プリアウト端子は15.2chを搭載。「プリアンプモード」も用意しており、最大13.2chのプリ出力が可能となっている。

7.1chアナログ入力端子も搭載

7.1chアナログ入力端子も搭載。マルチch出力対応のプレーヤーのアナログ入力と接続して再生することもできる。アナログ入力については、ボリュームを介してパワーアンプへ最短経路で接続する仕様となっており、音質面にも配慮しているという。

OPPO「UDP-205」と組み合わせてアナログ7.1ch入力再生のデモを行っているところ


デザインも刷新。AVC-A1HD以来の3ピースカバーを採用

デザインも新フラグシップとして刷新。基調は従来を踏襲しつつ、フロント部をより押し出して重厚感のあるデザインとした。

トップパネル、左右のサイドパネルで構成される3ピースカバーを採用

筐体については、AVC-A1HD以来となるアルミサイドカバーを用いた3ピース・トップカバーを採用。カバーに施されたベンチレーション(通気口)も共振まで考慮して最適化されている。

シャーシは、ボトムシャーシに1.2mm厚の鋼板を用い、さらに1.2mm厚のボトムプレート、1.2mm厚のトランスプレートを加えた合計3.6mm厚のトリプルレイヤード・シャーシとした。これにより高いシャーシ剛性と耐振動性を確保している。

合計の厚さは3.6mmにもなるトリプルレイヤード・シャーシを採用

そのほか、AVアンプとしては「どこよりも厚い」(宮原氏)という8mm厚のアルミ製トラップドア、スピン仕上げのパネル内部、オリジナルのネジなど、筐体の剛性と意匠にもこだわっている。

スピーカーターミナルも、AVR-X6400Hから採用された最新ターミナルに変更。従来は2つの金属部品で構成されていた接地部を、1つの金属部品で構成するかたちにした。これが接続の安定性や耐久性が高まることに加え、結果として音質向上にも貢献しているという。

本機が福島県白河市の自社工場にて、厳重な品質管理のもとで一貫して生産されていることもアピールされていた。

近年のモデルで練り上げられた音質対策も全面的に投入

AVR-X6400Hをはじめ、直近のデノンのAVアンプで培われた技術もAVC-8400Hに多数投入されている。本機の開発は3年ほど前から始まっており、これらの技術については「フラグシップであるAVC-X8400Hに搭載することを前提として検討・開発され、先行して各機に搭載されたものも多い」(高橋氏)とのこと。

ボリュームは専用回路としている

そうした技術の代表的なもののひとつが、刷新されたプリアンプおよびボリューム回路と言えるだろう。デノンではマルチチャンネルにおけるボリューム回路の新しい形を提案することを目指して、JRC社と共同で、最新CMOSプロセスによるボリュームに特化したチップを新規開発。先行してAVR-X6400Hなどにも搭載してきた。

本機においてもこのJRC製チップを採用。13.2ch分のボリュームを上図のように独立させ、入力セレクターおよびアンプアサイナーも別チップとした。これにより信号経路の最適化によるロスの低減を実現。また、最新のボリューム用デバイスによってエネルギッシュかつ安定感のあるサウンドを実現したという。

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製品スペックやデータを見る
  • ジャンルAVアンプ
  • ブランドDENON
  • 型番AVC-C8500H
  • 発売日2018年2月中旬
  • 価格480000
【SPEC】●搭載パワーアンプ数:13ch ●定格出力:150W+150W(8Ω、20Hz 〜 20kHz、THD 0.05%、2ch駆動) ●実用最大出力:260W(6Ω、1kHz、THD 10%、1ch駆動、JEITA) ●適合インピーダンス:4Ω〜16Ω ●HDMI端子:入力×8(フロント×1)、出力×3(モニター×2、ゾーン2×1) ●アナログ映像入出力端子:コンポジット入力×4、コンポーネント入力×3、コンポジット出力×2(モニター×1、ゾーン2×1)、コンポーネント出力×1 ●音声入出力端子:アナログ音声入力×7、フォノ入力×1、7.1ch入力×1、光デジタル入力×2、同軸デジタル入力×2、15.2chプリアウト×1、ゾーンプリアウト×2、ヘッドホン出力×1 ●その他の入出力端子:Denon Link HD×1、Network×1、フロントUSB×1、リアUSB×1(5V/1.5A 給電専用)、Wi-Fi/Bluetoothアンテナ端子 × 2、セットアップマイク入力×1、RS-232C×1、DCトリガー出力×2、リモートコントロール(IR)入出力×各1 ●外形寸法:434W×195H×482Dmm (アンテナを寝かせた場合、フット、端子、つまみ、アンテナを含む) ●質量:23.3kg