プレスカンファレンスをレポート

<CES>パナソニック創業100周年。次の100年は「デジタルとモノを結びつける」

編集部:風間雄介
2018年01月09日
米ラスベガスで1月9日から開催される「2018 International CES」。本会期を前にパナソニックがプレスカンファレンスを行った。

コンシューマー向け製品はすでにニュースでお伝えした通り。テレビでは新たな有機ELテレビ「FZ950」「FZ800」シリーズが登場したほか、UHD BDプレーヤーではドルビービジョンとHDR10+に両対応した「UB820」が発表された。

「テレビはパナソニックにとって非常にアイコニック名製品」と紹介された

オーディオ関連では、すでに発表されていたTechnicsブランドの最上位ターンテーブル「SP-10R」の続報が発表された。SP-10Rと組み合わせるターンテーブルシステム「SL-1000R」も登場した。

さらにデジカメでは、高感度センサーを備え、動画撮影性能をさらに高めた「DC-GH5S」を発表。シネマ4K/60p動画記録に対応するほか、ディープラーニング技術を活用して人体を認識する機能も備えている。

これらのコンシューマー向け機器のほかは、BtoBのソリューションに関するアップデートが目立った。パナソニックは2018年3月に創業100周年を迎えるが、これからの100年はIoTやAI、パワーグリッドなど、「デジタルの世界とフィジカル(実際のモノ)を結びつける」ことをキーワードに、パナソニックならではの存在感を発揮し、「新たな体験を想像することを目指していく」という。

「TECHNOLOGIES THAT MOVE US」がもうひとつのキーワード

パナソニック・ノースアメリカ 会長兼CEOのTom Gebhardt氏は、同社が「Connected World」「Integrated Supply Chain」「Immersive Entertainment」「Sustainable Energy」「Living Spaces」の、5つの環境をテーマに、今後の事業を展開していくと語った。

パナソニック・ノースアメリカ 会長兼CEOのTom Gebhardt氏

パナソニックが地下rあを入れる5つのテーマ

このうち「Connected World」では、Amazonとの協業を発表。パナソニックは自動車向けインフォテイメントシステムで世界ナンバーワンのメーカーだが、これらの機器に「テックリーダーのクラウド技術を組み込む」と宣言。米AmazonのAmazon Alexa担当SVP、Tom Taylor氏が登壇し、Alexaを使ったインフォテイメントシステムのデモを行った。

米AmazonのAmazon Alexa担当SVP、Tom Taylor氏

デモでは、Alexaを使って音声で自動車の行き先を設定したり、座席ごとに異なる温度に設定したりなどした。注目したいのは、空調の設定などなど基本的な機能はオフラインでも動作すること。常にネットワークへ設定しなくても、音声で手軽に操作できるのは魅力だ。

音声で室温の調整が行える

その他、オートモーティブでは、米国で初めてのインテリジェントハイウェイの開発に協力していることをアピール。さらには次世代のEV用バッテリーでトヨタとパートナーシップを組んだことなども紹介した。

コンシューマー向け製品でもGoogleアシスタントやAmazon Alexaに対応することをアピールした

他社を含めたデジタル技術を柔軟に採り入れながら、同社がこれまで培ってきたモノづくりの強みを活かしていくという宣言が行われた、今回のプレスカンファレンス。今後の動向に期待したい。

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