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VR/AR関連の注目展示をレポート

<CES>独自技術のワイヤレスVR/脳波測定できるVRヘッドセット/ARヘルメットで運転の安全性向上

2018/01/08 編集部:小野佳希
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家電を始めとする様々な分野のブランドが世界中から集まるイベント「2018 International CES(Consumer Electronics Show)」の開幕を翌日に控えた1月8日(米国現地時間)、前夜祭的イベント「CES Unveiled」が開催された。本稿では、VR/ARに関する出展をレポートする。

会場に設置されていた氷のオブジェ。上からお酒を注ぐと冷やされてグラスに注がれる仕組み

DisplayLinkは、同社の「DisplayLink XR technology」によって実現させた“ワイヤレスVR”をアピール。一般的にVRシステムはコンテンツを再生するPCやゲーム機とVRヘッドセット(ヘッドマウントディスプレイ)とを有線で接続するが、同社ソリューションを用いればこれをワイヤレス化することができることを実際のデモでアピールしていた。将来的には4Kコンテンツにも対応させる予定だという。

ワイヤレスで動き回ることを実現

Looxid LabsによるHMD「LooxidVR」は、スマートフォンを装着して利用するタイプで、脳波センサーも装備する点が大きな特徴。装着時に額にあたる部分へ脳波センサーを備えるほか、視線トラッキング機能も備え、ユーザーがスマホ画面でVRコンテンツを視聴している際の視線や脳波の計測データを、USB接続したPCで確認するといったことができる。

額部分に脳波センサーを搭載

ユーザーがコンテンツを見ている際の脳波や視線の動きをモニター可能

AR関連では、SKULLY TECHNOLOGIESがヘッドアップディスプレイ(HUD)を組み込んだヘルメット「The SKULLY FENIX AR」を展示。同製品はオートバイ用のフルフェイスヘルメットで、後頭部には後方映像撮影用のカメラを装備。シールドがHUDとして利用できるようになっており、このカメラで撮影した映像を投写することで運転中の死角をなくせるとしている。また、スマートフォンとの連携にも対応しており、ハンズフリー通話、およびナビや音楽を聴くなどといったこともできる。

The SKULLY FENIX AR

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