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「バーチャル合奏」

「響け!ユーフォニアム」の久美子と一緒に演奏できるAIアプリ、ヤマハが開発

公開日 2017/09/29 19:03 編集部:押野 由宇
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ヤマハは、同社が開発中の『人工知能(AI)合奏技術』を、10月27日〜29日に行われる「デジタルコンテンツEXPO 2017」に出展。「みらいのアンサンブル」をテーマに、バーチャル合奏が体験できる演奏支援アプリ特別版の展示を行うほか、『人工知能合奏技術』を駆使した自動演奏機能付きピアノなどが人間との共演に挑戦するライブステージも披露する。

「みらいのアンサンブル」をテーマに展示

人工知能合奏技術は、「バーチャルな演奏者との合奏」を実現するためにヤマハが開発を進めている技術。AIを用いて人間の演奏をリアルタイムに解析、その演奏特有のテンポ感やタイミングの揺らぎを瞬時に導き出し、自動演奏機能付きピアノや音源と連携することで、人間と息の合った合奏を行うことが可能となるという。

これにより、歴史上の演奏家との共演を自宅で楽しんだり、バーチャルな音楽教師が演奏をレクチャーしたり、演奏会で足りないパートを補ったりするなど、さまざまな用途を想定できる技術となっている。

今回出展されるのは、アニメ作品「響け!ユーフォニアム」の世界を追体験できる楽器演奏支援アプリ「ふこうよアンサンブル」の特別版アプリ。人工知能合奏技術が搭載されており、人間が演奏するとAIがそれに合わせて伴奏し、合奏の状況についてリアルタイムにコメント。会場では、劇中曲「愛を見つけた場所」の二重奏をユーフォニアムもしくはトランペットで体験できるコーナーと、「きらきら星」の合奏をキーボードで体験できるコーナーが用意される。

「ふこうよアンサンブル」の特別版アプリを用意

またライブステージでは、人間とAIによるピアノ連弾と、ユーフォニアム二重奏・四重奏が披露される。ピアノ連弾では人気のピアニスト「紅い流星」と「よみぃ」のそれぞれと、ユーフォニアム二重奏・四重奏では気鋭のユーフォニアム奏者「今村耀」と共演。30分の入替制となっており、ピアノ連弾とユーフォニアム合奏でローテーションとなる。

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