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アプライアンスは増収増益

パナソニックの'16年度3Qは4Kテレビなど好調。通期予想も上方修正

2017/02/02 編集部:風間雄介
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パナソニックは本日、2016年度第3四半期の連結決算を発表した。

同社は連結の通期業績予想も修正。売上高は前回発表の7兆2,000億円から7兆3,500億円へ、営業利益は2,450億円から2,650億円へ、純利益は1,200億円から1,300億円へ、いずれも上方修正した。主な要因は、前回予想時の想定為替レートから円安が進んだことで差益が発生したことによる。

第3四半期までの累計業績は、売上高が5兆3,500億円、営業利益が2,406億円と、昨年度に比べ減収減益となった。一方で純利益は1,754億円となり、昨年度の1,602億円から9%の増益を達成した。

AV機器や白物家電が含まれるアプライアンス部門は、売上高が1兆8,052億円と前年同期比1%の増収。セグメント利益も1,025億円と、昨年度の681億円から51%の増益を記録した。為替の影響はあったものの、国内・アジアの家電販売が好調を維持し増収となった。

またアプライアンス部門の増益については、4Kテレビや高級白物家電など高付加価値商品にシフトしたことが寄与。また冷蔵・冷凍設備の米ハスマン社を連結対象にしたことも増益に貢献したという。

なお、デジカメなどが含まれるAVCネットワークス部門の3Qまでの累計業績は、売上高が7,515億円と前年同期比13%減。セグメント利益は415億円と同23%減となった。減収の要因は為替の影響に加え、熊本地震によって部品調達に影響が出たこと、固定電話の海外販売が減少したことなどによる。

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