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3G-SDIを標準搭載

アストロデザイン、フルスペック8Kの記録/圧縮再生に対応するSSDレコーダー

2016/09/16 編集部:伊藤 麻衣
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アストロデザイン(株)は、“世界初”のフルスペック8Kに対応する圧縮/非圧縮記録型8K SSDレコーダー「HR-7518-A」と「HR-7518」を、10月1日に発売する。

・「HR-7518-A」(フルスペック8K対応120Hz仕様)¥9,700,000
・「HR-7518」(8Kデュアルグリーン・フル解像度8K対応60Hz仕様)¥7,200,000

HR-7518-A / HR-7518

いずれも同社の「HR-7512」の基本性能をアップグレードさせ、「より経済的かつ高品質に8Kベースバンド信号の記録再生を可能にした」という製品。

HR-7518-Aは、画素数7,680×4,320の高精細ディスプレイを120fpsで駆動し、12bit階調、HDR技術、最大22.2chのマルチチャンネル音響をサポートする“フルスペック8K”に対応するモデルとしてラインナップされる。8K Dual Green、フル解像度8Kにくわえ、このフルスペック8K信号の記録/圧縮再生に1台で対応。これを実現するために、中間コーデックにグラスレバー社のHQX技術「Grass Valley HQX Codec」を採用し、8Kハードウェア化して組み込んでいる。

また、HQX技術はイントラフレームでの信号処理を行っており、多様な編集システムへの対応が簡単に実現できるようにしている。

8K Dual Greenは非圧縮記録が可能。収録時間は、4TBのSSDパックを2個使用時で圧縮が最長80分、非圧縮が最長48分となる。オーディオ面では、最大32chの非圧縮/24bit記録に対応している。本体にはデュアルスロットを搭載し、リレー録画が可能。SSDパックは、2TB(「MM-210」)と4TB(「MM-210-1」)に対応する。

背面部

入出力端子は、3G-SDIを8系統、アンシラリデータ(音声、TC)対応のU-SDI(ARIB STD-B58)を1系統備えている。そのほか、ヘッドホン出力、SDカードスロット、USBなどを装備。なお、今後12G-SDIをサポート予定としている。

デュアルスロットにより、リレー録画にも対応

コントロールパネルは機能性を追求したデザインを採用している

HR-7518は60Hz仕様で、フルスペック8Kに非対応。それ以外の仕様はHR-7518-Aと同一となる。なお、オプションで拡張モジュールが用意されており、HR-7518-Aへのアップグレードも可能となっている。

消費電力は180W、外形寸法は430W×88H×350Dmm(2Uラックマウントサイズ/突起部含まず)、質量は7.8kg(SSDパック含まず)。

なお、同社は今後、本機を核とした8Kワークフローの構築を進めていくとのことだ。


【問い合わせ】
アストロデザイン(株)
TEL/03-5734-6301

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