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両ブランドで幅広い展示

<IFA>JVCケンウッド、新4Kプロジェクター「DLA-X9000」でHDR/SDRを比較視聴

2015/09/06 編集部:小野佳希
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JVCケンウッドは、ヘッドホンやカーオーディオ、業務用カメラに至るまで様々な製品をIFA2015に出展。ブースには、現地時間9月1日に欧州で発表したばかりの4K D-ILAプロジェクター新モデルのうち「DLA-X9000」と「DLA-X5000」を体験できるシアタールームも設けられている。

DLA-X9000

シアタールームには130インチのスクリーンを用意。通常の2Kコンテンツはもちろん、HDRをイメージした4Kコンテンツも上映し、SDRとの違いを比較できるようにしていた。

SDR(上)とHDR(下)コンテンツを続けて上映する比較デモを実施。記者がカメラをオートモードにして撮影したため写真撮影時の条件が違い参考程度にしかならないが背景などにHDRの効果を確認できる

新モデルは265Wの高出力ランプを搭載しており、現行の4K対応D-ILAプロジェクター最新モデル「DLA-X900R」「DLA-X700R」「DLA-X500R」と比べ輝度が大きく向上。D-ILAデバイスと組み合わせるために最適化された新しい光学エンジン、高出力ランプ、インテリジェントレンズを採用することにより、DLA-X9000で15万対1というネイティブコントラスト比を実現した。

独自のe-shiftテクノロジーを第4世代に進化させた新デバイス“e-shift 4”を採用する。e-shiftテクノロジーは、1画素を斜めに0.5画素シフトすることで解像度を倍増して4K映像を実現する技術。今回のe-shift 4テクノロジーでは、精細感を大幅に改善したとのこと。

ブレ補正能力も向上

「Multiple Pixel Control」も進化

また、独自のアルゴリズムによる超解像技術“Multiple Pixel Control”を搭載し、自然で表現力豊かな4K映像の再現を図っている。

X9000とX5000のリモコン。モードボタンが若干異なっており、「FILM」と「THX」があるほうがX9000のもの

新モデル群の価格は未定だが、欧州では11月の発売を予定。日本市場への導入は「現在検討中」(同社スタッフ)とのことだった。

新製品3機種の特徴


シアタールーム以外で大きな存在感を放っているのが、開発中のヘッドアップディスプレイ(HUD)をインストールしたマクラーレン 650S。今年のCESにも参考出展していたもので、2017年度の生産開始を目標にして順調に開発が進んでおり、自動車メーカーからの引き合いも強いという。

会場入口を入るとすぐにこのスポーツーが飾られている

フロントガラス部に情報を表示

オーディオビジュアル系製品では、日本では直販のみで販売するケンウッドブランド6年半ぶりのヘッドホン「KH-KZ3000」の欧州型番モデル「KH-KR900」なども展示。また、JVCのビデオカメラ“EVERIO”も並んでいる。

HDMIは搭載した2系統ともにHDMI 2.0aおよびHDCP2.2に対応

4K対応の業務用カムコーダー「GY-HM170」


イヤホンも型番が微妙に異なるほか、欧州向けモデルはスポーツ向け仕様を採用している

Everioも展示

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