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アドビが4Kの映像製作ソリューションを紹介するセミナーを開催 − “4K REGZA”「55XS5」も展示

2012/06/27 ファイル・ウェブ編集部
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アドビ システムズ(株)は、同社の新製品アプリケーション「Adobe Creative Suite 6」の映像制作ソリューションを紹介するセミナーを開催し、4K映像の製作ワークフローなどのデモンストレーションを行った。

新製品内覧会を兼ねたイベント「ADOBE CS6 VIDEO DAYS」は6月26日・27日の2日間にわたり、東京国際フォーラムで開催された。イベントには64bit環境へのネイティブ対応を実現したことにより、“超快適”をうたう各アプリケーションの使い勝手を紹介するデモンストレーションブースが用意され、セミナー形式のレクチャーなども行われた。


「Adobe Premiere Pro CS6」による4Kワークフローのデモブース

セミナーでは「Adobe Premiere Pro CS6」による4K動画編集について実演を交えて紹介した
アプリケーションのタッチアンドトライブースの一角には、東芝の4K対応液晶テレビ“REGZA”「55XS5」も展示され、映像・動画編集アプリケーションの「Adobe Premiere Pro CS6」による4K動画リアルタイム編集のデモが紹介された。


4K映像にテロップを挿入できる

4K動画ファイルの書き出しも対応
デモ環境は、RED社の4Kデジタル・シネマカメラ「RED ONE」や、JVCの4K対応カムコーダー「GY-HMQ10」で撮影した4K映像をPCに取り込み、4K対応グラフィックボードを搭載した同PC上で4K動画の編集を「Adobe Premiere Pro CS6」で行い、これを「55XS5」にリアルタイム表示するという内容で構成されていた。デモでは実際に“Premiere”を使いながら、4K動画のトリミングなどの編集作業をはじめ、色調整などのエフェクト処理、映像内へのテキスト配置など多彩な機能の詳細と、非常にレスポンス良く快適に操作できるアプリケーションの使い勝手の良さが体験できた。なお、4K対応は“Premiere”のこれまでのバージョンで実現されていたが、新しい“CS6”では4Kグラフィックボードとの連携が強化され、ディスプレイへのリアルタイム表示が実現された点が進化のポイントになるという。


アドビシステムズ(株)古田正剛氏
当デモの説明を担当していた、アドビシステムズ(株)マーケティング本部 クリエイティブ ソリューション 第1部 ビデオ製品担当 マーケティングマネージャーの古田正剛氏は、今回のデモで紹介されたような高いパフォーマンスを持った4K映像の製作環境が、従来よりも低いコストで手軽に導入できるようになりつつあることを強調する。古田氏は「同様の4K編集システムを構築するために、これまでは数千万円規模の投資が必要だった。今回展示したワークフロー環境については300万円前後でフルシステムが揃うため、スタジオやプロダクションの現場における“4K化”が今後加速し得るのでは」と期待を述べた。また「4K対応のディスプレイについても同様で、従来の高価な業務用製品だけでなく、東芝の55XS5のような製品が選択肢として加わったことで、製作現場にて4Kモニタリング環境を一段と構築しやすくなるはず」とコメント。これから4K対応の検討を進めている現場を含め、より幅広いユーザーに快適な編集環境を提供する「Adobe Premiere Pro CS6」の魅力もアピールした。

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