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“NOTTV”の番組内容が明らかに − ドコモとmmbi幹部が詳細や戦略を語る

2012/02/16 ファイル・ウェブ編集部
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また、NTTドコモ プロダクト部長の丸山誠治氏も出席し、「NOTTVは、ドコモとしても大変重要なサービスだと位置付けている」とし、「NOTTV対応機種にふさわしい魅力的な特徴を持った機種を、お客様の利用スタイルに合わせてお選びいただけるようにスマートフォンとタブレットを1機種ずつ用意した」と、今回の製品ラインナップについてコメント。かねてから発表していたように「2012年上期に5機種を追加する予定だ」と、改めて今後の予定についても触れた。

NTTドコモ 丸山氏

そのほか発表会には、オリジナル番組「notty★LIVE」のパーソナリティを担当する押切もえさん、敦士さん、加藤夏希さん、磯山さやかさん、宮地真緒さん、赤井沙希さんも参加。「7時間とギネス級の生放送なので、放送終了後に『なんだか老けたね』と言われてしまわないよう頑張りたい(笑)」(磯山さん)など、番組に対する意気込みをそれぞれ語った。

写真左から磯山さん、加藤さん、敦士さん、押切さん、宮地さん、赤井さん。赤井さんは赤井英和さんの娘でもある


磯山さんと加藤さん

押切さんと宮地さん

以下質疑応答の模様をお届けする。

Q.初年度に100万件の加入を目指すとのことだが、その目標に向けての課題をどう捉えているか。

A.100万台以上の対応端末をドコモさんに出していただくことが大前提なのはもちろんだが、ドコモショップの店員がお客様にNOTTVを勧めたときに「ああ、あれね」と分かっていただけるようプロモーションしていくことが必要だろう。

また、加入していただいた後についても、月の変わり目という退会しやすいタイミングで退会されてしまわないように続きを見たくなるような番組をどんどん提供していきたい。これらで「入りやすく、加入後はなかなか脱けられない」サービスとすることで100万加入を目指す。

Q.難視聴地域など電波対策が以前から指摘されていたが、こちらについてはどう対策できているのか。

A.現在、試験電波を出している。計算通りに電波が届いているかなどを調査しながらこれからも整備していきたい。また、家庭内で視聴するケースも出てくるだろうが、そうした場合にも対応できるよう整備してきたい。

Q.今年はロンドンオリンピックが控えているが放送する予定はあるのか。

A.現在、民放連への加盟を申請中。それが済んでからでないと次にいけない。(五輪の放送枠が)欲しいかと言われれば、「すごく欲しい」としか今の段階では言えない。

Q.もし五輪を放送するとなれば、民放ではやらないマイナー競技や予選試合などを放送することになるのか。

A.仮定の話であっても「これからの話」だとしか言えない。

Q.五輪中継については、民放連に加盟することが条件なのか。

A.JC(ジャパンコンソーシアム)が実況・解説を付けた番組を放送するためにはそれが条件になると考えている。

質疑応答の模様

Q.蓄積型放送のラインナップが今の段階では少ないように感じる。今後どのように拡充していくのか。

A.現在様々な調整をしている。確実なところからスタートしようということだ。将来的には新聞もやりたいと思っている。

Q.蓄積型の番組コンテンツについてはどう考えているのか。

A.実は当初はもう少し蓄積型の番組が多くなる計画だった。しかしスマートフォンの機能が拡大していくにつれて、やはり我々の強みはライブであると考え、当初の予定よりも帯域をリアルタイム視聴のために使おうということになった。しかし13セグメントの帯域のなかを自由自在に組み替えることができるわけなので、今後は様々な反応を参考にして一番いい帯域の使い方を考えていきたい。

Q.一日あたりのユーザーの視聴時間をどれくらいだと想定しているのか。また、細切れに見るのか、視聴し続けるのかなど、どのような視聴スタイルを想定しているのか。

A.視聴時間の想定は特にしていない。例えば7時間連続の生放送についても、もちろん7時間通して見ていただいてもいいのだが、それは想定してない。途中で入って途中で脱けていただいていいという考え方だ。今までの携帯電話向けコンテンツでは「例えば5分番組というスタイルにして、短く切ってその分を視聴しきる」という考え方だった。しかしNOTTVは「どこで入ってどこで脱けていただいてもいい」という考え方をしている。

すでに携帯端末での視聴は長時間に耐えられるようになっている。30分のアニメや1時間のドラマ、さらには2時間の映画であっても充分に視聴に耐えられるかもしれないという考え方なので、逆に言えば細かい番組が少ないタイムテーブルになっている。

Q.例えばカーナビなど、スマートフォン以外への展開はどのように考えているのか。

A.スマートフォン/タブレット以外でどうやってNOTTVを見ていただくかということについては、いくつかの方法がある。端末に直接機能を搭載するということ以外にも、例えばスマホやタブレットで受信したものをWi-Fiで受けるという方法もあるだろう。あるいは、ルーターにそういう機能を持たせるという方法も考えられる。様々なケースが想定されるが、一番実現可能で利用しやすいものを今後開発したいと思っている。

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