フィリップス、国内初のAndroidスマホ対応ドックスピーカー3機種を発売

長谷川氏は、欧米では本製品を先行して発売しているが、非常に良い売れ行きと説明。「ドックスピーカー市場はまだまだ伸びるカテゴリーだと思っている」とコメントした。「日本のドックスピーカー市場はまだ規模自体は小さいが、伸びしろがあると思っている。早く参入してシェアをとっていきたいというのが基本的な考え方だ」と言葉を続けた。

またスマートフォンを利用した音楽再生は、使用目的のなかで5番目の機能であること、Androidユーザーの41%が携帯電話で音楽を聴いているといった調査結果を紹介。iPhoneユーザーは70%が音楽再生も行っている結果と比較して「スマートフォンはまだまだ伸びるだろうが、現在、Android向けのドックスピーカーなどは手薄だ」とし、今回の製品を投入する意義にも触れた。

また「DS9000」などすでに発売中のiOS向けモデルも売れ行きが好調であると紹介。「直近だと先月はアップル向けドッキングスピーカーシェアで第3位だった」と実績も紹介し、「今後もAndroidとiOSの2本立てで活動していく」と述べた。

そして、今後も成長が見込まれる市場でありながらシェアが分散しており、明確なマーケットリーダーも存在していない状況を受けて「iOSにもAndroidにも対応することでターゲットを幅広く設定。ドッキングスピーカー市場でナンバーワンブランドを目指す」と宣言。

デザイン面や音質面もアピールしながら、ドッキングスピーカー市場での成功後にホームシアターや一体型サラウンドシステムなどそのほかのオーディオ市場へのビジネス拡大を視野に入れるという戦略を持っていると述べた。