マクセルが「ezWa」「HIFIREVERB」対応製品を参考出展

【音展】ロスレス新ワイヤレス送信技術「ezWa」/NTTエレはロスレス圧縮「MPEG-4 ALS」などアピール

ファイル・ウェブ編集部
2011年10月21日
本日21日より開幕した「オーディオ&ホームシアター展TOKYO 2011」(音展)。UDXビル会場の一角にはNTTエレクトロニクスが開発した音響技術「HIFIREVERB」(ハイファイリバーブ)、およびSYNCOMM TECHNOLOGYによるロスレスの新ワイヤレス通信技術「ezWa」、そしてNTTが開発したロスレスオーディオ技術「MPEG-4 ALS」という、新技術に関する展示がなされている。

「HIFIREVERB」は、音声の残響を高精度に分離する技術(関連ニュース)。昨年の音展でもパネル展示されていたが(関連ニュース)、今年は花岡無線電機がスタジオ向け業務用エフェクターユニットを出展するなどしている。

花岡無線電機のブース

「ezWa」は、SYNCOMM TECHNOLOGY(SYNIC)が開発したロスレスのワイヤレス技術。2.4GHz帯を利用し、1つの送信信号を最大200個までの機器で同時に受信できる。ブースではパソコンからの音楽をスピーカーとヘッドホンで同時に再生するデモを行っている。

スピーカーと複数のヘッドホンで同時に信号を受信するデモを実施

パソコンにチップを装着して音楽信号を送信

そして、両技術に対応したアクティブスピーカーやヘッドホンを日立マクセルが参考出展。プレーヤーから有線で受けた音楽ソースをHIFIREVERBで処理して各機器に信号をワイヤレス送信するコントロールユニットと合計3製品のデモを行っている。

アクティブスピーカーの試作機

ワイヤレスヘッドホンの試作機

アクティブスピーカーは出力10W×2で外形寸法が430W×157H×145Dmm。コントロールユニットはアナログライン入力1系統にアナログライン出力とワイヤレストランスミッタ出力を各1系統ずつ装備し、ACアダプターのほか単3電池2本での駆動にも対応する。

コントロールユニット試作機

ヘッドホンは単4電池2本で駆動。各製品とも型番などもまだ決まっておらず価格も未定。ヘッドホンはデザインも変更される可能性が高いという。発売時期については「早ければ年内に出せるかもしれないが、おそらく来年初めになるのではないか」(説明員)とのことだった。


そして「MPEG-4 ALS(MPEG-4 Audio Lossless)」は、日本電信電話(NTT)が主導で開発したロスレスオーディオ技術。2005年にMPEGの国際標準規格として承認されていたが(関連ニュース)、今回のイベントではWAVファイルと同技術で圧縮したファイルとの比較試聴を行うこともできるようになっている。


WAVファイルとの比較試聴が可能
ブースでは高音質音楽配信での利用や、音楽コンサートの高品質中継サービスなど、同技術の応用例も提示。今後の展望も紹介している。

実際のサービスでの応用例をパネル展示

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