三菱電機、両面仕様の「くるっとリモコン」採用の3D対応BDレコーダー3機種を発売

新製品の各種機能説明を行った阿部氏は、「使い勝手に徹底的にこだわり、ユーザー視点での使い勝手に注力した製品」とも語り、「多機能でありながら、初めてBDレコーダーを購入したお客様にも簡単に使いこなして頂ける」とコメント。

リモコンには他社製テレビの登録用ボタンを用意するなど、自社製品以外との接続も強く意識したことにも触れ「もうテレビとレコーダーのメーカーを揃える必要はない」とも述べた。なお、テレビとレコーダーを異なるメーカーで組み合わせるユーザーの割合については「はっきりした統計はなく、独自の聞き取り調査からの推定になるが、だいたい4割程度だと考えている」ともコメントした。

また、同社リビング・デジタルメディア事業本部 家電事業部長の荒木茂氏も「BDレコーダーは操作が非常に煩雑になってきている。新商品はリモコンに大きな特徴を持たせた」とコメント。らく楽メニューなども含めて分かりやすさや使いやすさを強く意識した製品であることを改めて説明した。

なお、荒木氏はAV機器の市場動向などについても言及。テレビの売上について2010年度は前年比161パーセント増となる2,568万台を達成したことを紹介し「エコポイントの影響もあり大きな実績を上げられた」と語る。

そして「録画テレビも年々需要を増してきている」と言葉を続け、2010年度には全体の15パーセントを占めたことを説明。「今後もこの傾向は伸張していくと見込んでいる」と述べた。

また、録画機需要についても「2008年度にBDレコーダーを発売してから、大変な勢いで台数構成比を上げてきている」と紹介。「年々170パーセントアップだ」とし、2010年度に550万台に達したことを明らかにした。また「2011年度はアナログ停波の中での需要促進もあり、600万台は見込まれるだろうと考えている」と市場動向を予測した。

さらに荒木氏は「フルハイビジョン画質対応の録画機へのシフトは特に大きな残存需要がある」ともコメント。「一説では2,000万台という大変な需要があるとも言われている。今後もBDレコーダーの需要をしっかりと注視していく」と語った。