三菱電機、両面仕様の「くるっとリモコン」採用の3D対応BDレコーダー3機種を発売

また「らく楽ダビング」も搭載。録画一覧からディスクにダビングしたい番組を選んで決定ボタンを押すだけというシンプルな操作で、複数番組を一度に1枚のディスクへダビングすることが可能。その際、ディスクいっぱいに番組を収録するよう、自動的に画質モードを調整する機能も備えている。

画質モードの自動調整は録画時にも有効。らく楽モードでは基本的にはDRモードで録画をするが、HDD容量が残り少なくなった際には、画質を落としたモードでの録画へ自動的に切り替える。

録画に際しては、「おすすめ自動録画」機能も搭載。、録画・再生などの履歴から、レコーダーがユーザーの傾向や好みを解析し、その傾向や好みに合わせて番組を自動的に録画する。なお同機能には、録画予約する可能性がある番組を自動録画し、未然に予約忘れを防止する「安心型」と、ユーザーの好みに合った新しいおすすめ番組を自動録画する「発掘型」の2種類を用意。両方を組み合わせた設定もできる。

さらに、ハードディスク内での録画モード変換機能も搭載。内蔵ハードディスクにDR モードで録画した番組を、内蔵ハードディスク内でAF/AN/AEモードに変換することができる。これによってハードディスクの残り容量を増やすことができる。そのほかダビング関連では、BDからHDDへのムーブバック（書き戻し）にも対応している。

なお、録画やダビングはもちろん「らく楽メニュー」以外からも操作でき、録画モードなどを自分で選択可能。ダビングでは「本編のみをダビング」「番組全体をダビング」というメニューも用意されており、CM部分を含めてダビングするかどうかを選択することもできる。

1秒以内に起動可能な「高速起動モード」を搭載。テレビとのHDMI CEC連動にも対応しており、テレビの電源もオンになっているときにだけ本機の高速起動モードもオンにするなどといったことも可能だ。これにより電気を無駄に消費しないよう配慮している。

また同機能は学習型で、ユーザーの使用履歴から使用時間帯を学習。使用頻度が高い時間帯には自動的に「瞬間電源オン」状態にする。

チャプター自動作成機能「おすすめ自動チャプター」や、ハイライトシーンを自動抽出する「見どころ再生」、録画番組のシーンの切り替わり部分で内容を検索できる「シーン検索」などの機能も搭載。「見どころ再生」は従来機ではスポーツ番組や音楽番組が対象だったが、今回からすべての番組に見どころ再生機能を拡大した。

そのほか、「スカパー！HD録画」にも対応。アクトビラの各種サービスにも対応するほか、VODではTSUTAYA TVにも対応している。

端子類はHDMI出力を1系統のほか、USB端子やSDカードスロットなどを装備。i.LINK（TS）入力やデジタル音声（光）なども備えている。消費電力はDVR-BZ450が34Wで、BZ350とBZ250が33W。

■他社製テレビとの接続を強く意識 − 「もうテレビとレコーダーのメーカーを揃える必要はない」

同社では本日、都内で製品発表会を開催。新発想リモコンを開発した点について同社京都製作所長の阿部正治氏が「AV機器を簡単に操作できるニーズが高まっている。この点に特に注力した製品だ」と説明するなどした。