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NASダビングやUI刷新など内容充実

日立、2番組同時録画対応で超解像も搭載のプラズマ/液晶“Wooo”XP05シリーズ

2010/03/15 ファイル・ウェブ編集部
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■新たな映像エンジンと音質補正技術を搭載

映像エンジンには「新 Picture Master Full HD 2」を搭載。シーンごとにヒストグラムを用いたコントラストの最適制御を行う「アドバンスドダイナミックコントラスト」、シーンの色情報を分析し、複数の指定色の色合いや色の濃さ、明るさを同時に調整する「3次元デジタルカラーマネージメント」、また2種類の輪郭補正回路によりメリハリのある映像を実現する「アドバンスドダイナミックエンハンサ」などの機能は従来通りだが、新機能として「カラーリミッター」を搭載した。これは、特に輝度の高い映像での色飽和を抑制するための機能で、色相や彩度のバランスの適正化も行う。この機能はオン/オフが可能。

音質面では、レコーディングスタジオなどでも使われている音響パワー補正技術「CONEQ」を新たに採用。1つの測定ポイントの音圧から特性を補正する従来のイコライジングと異なり、CONEQではスピーカーからの音を半球面上の約400ポイントで測定。音を「点」ではなく「面」で捉え、その面を通過する宇瞬間的なエネルギーを音響パワーとして測定。音響パワーの周波数特性を総合的に補正するという。また、筐体に起因する音響的なズレも低減。さらにトランジェントも改善し、広がり感と定位を両立させた明瞭な音声を再現できるという。

音響パワーイコライジング技術「CONEQ」を業界初採用

本機はまた、3つの音質モードを用意。「通常モード」のほか、人の声を聴き取りやすく強調する「聴覚補助モード」、さらに壁掛け時の音の反響を考慮した「壁掛けモード」も選択できる。

さらに自動音量補正機能も新搭載した。HDMI接続したプレーヤーやレコーダーなどからの信号によって、再生コンテンツがBD/DVDなどであると判断すると、自動でテレビの音量を補正し、放送との音量差を改善する。

さらにスピーカー部の開口率を従来シリーズ比で大幅に拡大。自然で臨場感のある音を実現したという。

スピーカーの開口率を高めたことも音質向上に寄与したという

■アクトビラはもちろんフル対応、より便利になったネット機能

充実したネット機能も“Wooo”XP05シリーズの特徴だ。新機能としてネットと放送の2画面表示に対応したので、よりネット機能を活用しやすくなった。

ネットと放送の2画面表示に対応。さらにネット機能を使いやすくした

全機種がアクトビラのサービスにフル対応。ストリーミング型のVODサービス「アクトビラ ビデオ」「アクトビラ ビデオ・フル」に対応しているのはもちろん、内蔵HDDにコンテンツをダウンロードできる「アクトビラ ビデオ・ダウンロード」にも対応している。

また、Yahoo! JAPANのテレビ向けサービス「テレビ版Yahoo!JAPAN」の「動画チャンネル」にも新たに対応。テレビ画面でYahoo!のキーワード検索、画像検索などが利用できるほか、動画の視聴も可能になった。

テレビ版Yahoo!JAPAN」の「動画チャンネル」にも対応した

さらに、テレビを家族の伝言板として使える「メッセージボード・サービス」も搭載。テレビ1台に4人分の携帯電話を登録でき、携帯電話からメールを送ったり、テレビで直接メッセージを入力することで、画面上に5枚のメッセージを入力・表示することができる。

またPCや携帯電話からサーバーにアップロードした映像や静止画を、メールを開封することでかんたんに閲覧できる有料サービス「ビデオdeメール」にも対応。

これらのネット機能のポータルとなる「Wooonet」も強化。「ビデオdeメール」「メッセージボード・サービス」にメールやメッセージが追加されると、テレビ画面に「Wooonetの内容が更新されました」というメッセージと、Wooonetへジャンプできるボタンを表示する機能を備えた。さらにWooonetでは、Gガイドが提供する注目番組情報の表示も行えるようになった。

Wooonetトップページ。右上に「動画チャンネル」へのダイレクトアクセスボタンを用意した

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