音展 in AKIBA 2009

富士通テン「ECLIPSE TD」シリーズは“ハイビジョンスピーカー”

Phile-web編集部
2009年11月13日
富士通テンは、富士ソフト アキバプラザの5階にブースを構えている。メインで展示しているのは、同社のフラグシップスピーカー「TD712zMK2」と、ハイスピードなサブウーファー「TD725sw」だ。

同社ブースの模様

通常、同社はこういったイベントの際、マルチチャンネルシステムのデモを行うことが多いが、今回はあえてスピーカーの素性をわかりやすく伝えるため、2ch/2.1chでのデモを行っているのだという。試聴ソース機器も、CDプレーヤーはもちろん、LINNのDSやアナログプレーヤーなども置かれ、様々なソースでスピーカーの能力を実際に確かめることができる。ちなみに、サブウーファーの上にはワイングラスが置かれ、振動の少なさをアピールしている。

サブウーファー「TD725sw」の上には振動の少なさをアピールするためワイングラスが置かれている

ブース内にはTD510IIなどほかのラインナップも展示されている

同社の担当者は、「ECLIPSE TDはハイビジョンスピーカーだ」と説明。「スピーカーから放たれた音は空気を奮わせ、我々の耳に届く。このことから、空気の動きの正確さが重要だと考え、これまでシングルユニット、フローティング構造、卵形のエンクロージャーなどにこだわってきた。クリアな音を実現するには、周波数特性を計測するだけでは不十分だ」と、その理由を説明する。

さらに、「我々のスピーカーを聴くと、中には『音が細い』と仰る方もいる。だが、ハイビジョン映像を思い起こしてほしい。精細感が向上した分、クッキリと締まって、輪郭線は細くなる。我々の音づくりの方向性はハイビジョンと同じなのだ」とも付け加え、「余分な音がないぶん、聴き疲れがなく、ナチュラルな音を再生できる。何より立ち上がりや立ち下がりが正確なので、演奏の微妙なニュアンスまでが表現でき、“演奏者が見える”感覚を提供できる。この部分では、価格が数倍するスピーカーにも負けないと自負している」と、その音作りに自信を見せた。「なお、低音が物足りないとお感じになったら、ハイスピードなサブウーファー『TD725sw』を組み合わせて頂きたい」とも付け加える。

半年ぶりに実際に音を聴いてみると、ハイスピードさは相変わらずだが、エージングが進んだこともあり、音がかなりなめらかさを増し、より表現力が上がった印象を受けた。サブウーファー有り/無しの2通りを聴いたが、サブウーファーを使わなくても、かなりの低音の迫力を感じることもできた。音展の会期中は本機の音をじっくりと確認できるので、同社が主張する“ハイビジョンスピーカー”の実力をぜひチェックしてみてはいかがだろうか。


UDXの2階に展示されたデモカー
なお、同社はUDXビル2階にも、ECLIPSEのカーオーディオ機器を搭載したデモカーを展示している。オープンカーながら、リアにもタイムドメイン方式のスピーカーを搭載するなど、凝った構成になっている。こちらもあわせて聴いてみてほしい。

関連記事