HOME > ニュース > ソニー、SXRDプロジェクター2機種を公開 − 国内でも年内発売予定

ソニー、SXRDプロジェクター2機種を公開 − 国内でも年内発売予定

公開日 2008/09/10 15:15
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ソニーは、本日開催された「ソニーディーラーコンベンション2008」会場において、SXRDプロジェクターの新モデル2機種を公開した。2機種とも、年内に国内での発売を目指すという。

参考出展として展示されていたため、型番はダミーの「VPL-NEW1」「VPL-NEW2」と表記されていたが、形状や仕様を見る限り、「NEW1」はIFA2008やCEDIA2008で展示された「VPL-HW10」、「NEW2」は同じくCEDIAで発表された「VPL-VW70」と同一の製品と予想される。VPL-VW70は、CEDIAでは「日本での発売予定はない」との説明だったが、こちらも日本で発売されることになりそうだ。国内での価格はどちらも未定だが、「30万円前後、80万前後で販売される見込み」(同社説明員)だという。

VPL-NEW1。すでにIFAなどで登場したVPL-HW10と同じデザイン

VPL-NEW1側面の端子部

VPL-NEW1は、VPL-VW60の基本仕様を継承し、高画質回路を進化させたエントリーモデルという位置づけ。SXRDパネルはVW60のものと同じだが、光学系の改良などにより、黒がより粘るようになったという。北米版「VPL-HW10」は30,000対1のコントラスト比を実現しているとCEDIAでは説明されていた。

VPL-NEW1のレンズシフトは手動式

高画質回路に「ブラビアエンジン2」を搭載。またレンズシフト機能も備え、上下65%、左右25%のシフト幅を持っている。

VPL-NEW2は、新開発の倍速駆動対応SXRDパネルを搭載し、同社のVPL-VW200などが実現している120Hz表示が可能。60フレームの映像が入力された場合、同社の「モーションフロー」技術によって中間フレームを生成し、あいだに挟み込むことによって120Hzで表示する。また映像撮影時に生じる「撮像ボヤケ」を感知するIBリダクション機能も搭載し、動画解像度を向上させている。なお、24p映像が入力された場合、96Hzで表示する。

VPL-NEW2。こちらもCEDIADに出展されたVW70と同じ筐体に見える

VPL-NEW2を下から見たところ

NEW2のコントラスト比は60,000対1以上。こちらもオートアイリスを使用している。また、NEW1と同じく高画質回路に「ブラビアエンジン2」を採用している。レンズシフトの幅もNEW1と同じだが、NEW2は電動でシフト操作が行える。さらに騒音レベルも20dBと、非常に低い水準に抑えられている。

背面がラウンドシェイプされたVPLシリーズ特有のデザインを採用

VPL-NEW2側面の端子部

(Phile-web編集部)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE