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<CEDIA2008:サムスン/LG>ISFccc機能やTHX認証を取得した液晶テレビが登場

2008/09/06
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韓国エレクトロニクス界の両雄といえば、サムスン電子とLG電子。本項では両社のブースをまとめてレポートしよう。

どちらも薄型テレビのアピールに注力しているが、その方向性は異なる。サムスンが“design that performs"をキャッチコピーに、半透明のカラーベゼルモデルなどを積極的に打ち出しているのに対し、LGは様々な団体の認証を取得し、それをアピールすることで性能の高さを訴え、好対照をなしていた。


サムスンは“design that performs"をキャッチコピーにデザイン性の高いモデルを展示
LEDバックライトを搭載した液晶テレビは両社とも展示し、技術開発に余念がないことを見せつけた。LG電子のLEDバックライト搭載液晶テレビは市販モデルで、「47LG90」というモデル名が付けられている。LEDは128個搭載し、16×8のエリアごとに制御が可能。これにより、コントラスト比100万対1を実現している。


サムスンもLEDバックライト搭載液晶テレビを展示した

128個のLEDを16×8エリアに分けて駆動するLG電子の「47LG90」
また、LG電子はISFcccのカラーキャリブレーションに対応した液晶テレビ「47LG70」を出展。ISFcccについてはIntegraのレポートに詳細を記した(関連ニュース)のでそちらを参照いただきたいが、映像のキャリブレーショントレーニングやサービスを行う団体「ISF」のノウハウを投入したカラーキャリブレーション機能が「ISF Color Calibration Controls」(ISFccc)ということになる。


ISFccc機能を搭載したLG電子の液晶テレビ「47LG70」
さらに、同じくLG電子は「THX認定ディスプレイ規格(THX Certified Display Program)」を取得した60V型プラズマテレビ「60PG20」も紹介。THX認証を取得した薄型テレビは、国内ではシャープ“AQUOS”Tシリーズが思い浮かぶが、THXの要求仕様は約50以上に及び、これに対応するのはかなり時間と手間、コストがかかるはず。ISFccc搭載とあわせて、ホームシアターのカスタムインスタレーション市場へ積極的に食い込もうという貪欲さが感じられる。


THX認証を取得したLG電子のプラズマテレビ「60PG20」
LG電子と言えば、2007年初頭のInternational CESで、世界初のBD+HD DVDコンボプレーヤーを発売し話題をさらったメーカーだが、その技術力を、現在ではBD単体プレーヤーに活かしているようだ。BDプレーヤーの新機種「BD300」は、イーサネット端子を装備し、NetflixのIPTVサービスにアクセス可能。12,000タイトルにおよぶ作品をストリーミング視聴することができるという。BD-LIVEにも対応し、ドルビーTrueHDもサポートする。価格は499.95ドル。

(Phile-web編集部・風間)

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