富士通ゼネラル、フルHDパネル搭載の高級ディスプレイ「AVIAMO」シリーズを北米・欧州で発売

2007年02月22日

「AVIAMO」シリーズの65V型、50V型、37V型(左から)
(株)富士通ゼネラルは、北米・欧州の高級ホームシアター市場向けの製品として、フルHDパネルを搭載した「AVIAMO」シリーズの65V型、50V型、37V型モデルを3月中旬より順次発売する。

今回の新モデルは、65V型と50V型がプラズマ方式、37V型が液晶方式を採用したディスプレイで、各サイズともチューナー搭載型と非搭載型のモデルをそろえる。発売については北米、欧州それぞれで65V型と37V型が先行して発売され、50V型は今春の発売が予定されている。北米での参考販売価格は、チューナー一体型の65V型「P65FT00AUB」は18,000ドル、37V型「P37FT05AUB」は5,000ドル。日本市場への導入は未定となっている。

1月のCES2007レポートでも詳しくご紹介した通りだが、本シリーズは同社が新しい事業展開として期待している、北米・欧州市場のカスタムインストール市場に向けた、ハイエンド路線をねらったラインナップとなる。いずれもプロダクトデザインはフルHDパネル搭載の同社液晶プロジェクター「LPF-D711WW」も手がけたインテリアデザイナーの内田繁氏が行った。

同シリーズでは1,902×1,080画素のフルハイビジョンパネルの性能を活かすため、独自の映像処理エンジン「AVM」を進化させた新開発の「AVM-III」を搭載している。本デバイスではデジタル映像信号の特有ノイズを高精度で検出し、除去することによって滑らかな映像再現を可能にしている。

階調表現についても最大1,000京(10の19乗)色まで高めた「低輝度多階調化処理」を実現し、暗部の表現色を深めている。また、画素ごとに色味を認識して補正する「ナチュラルカラーチューニング」機能では、浮動小数点演算機能を用い、高い表現力を備えている。

さらに「Image Adaptive Processing」機能では、入力されたソースから文字や図形などのデータ情報と、静止画・動画などの映像情報を画素ごとに認識して最適化処理を行うことで、それぞれが混在した画面でも鮮明で忠実な映像表現を可能にしている。

接続端子類については、HDMI端子を2系統搭載する。1,080Pのハイビジョン映像の入力にも対応するフルHDパネルと合わせて、高精細な映像が楽しめる。システムの拡張性を高めるため、外部制御用インターフェースにIEEE1294(i.Link)端子を2系統、RS-232C端子を1系統備えている。

映像のカスタマイズ機能には、肌色や青空など画面内の特定色相に対する色合いを独立に補正できる「カラーフォーカス」調整機能や、明るさを細かく設定できる「ドライブコントラスト」調整機能、映画ソースに多い“暗いシーン”の輝度だけを設定可能な「黒レベル」調整機能、「色温度」調整機能などが揃う。設定した調整値を8パターンまで記憶できる「映像メモリ」機能も備える。

本シリーズのために新たに設計したスピーカーを搭載する。音声の調整機能には「サラウンドモード」や夜間の視聴にも便利な「ナイトモード」が採用されている。

またチューナー搭載機については、米国向けモデルはデジタル・アナログの地上波放送とケーブルTVに対応し、電子番号表のサポートによりIEEE-1394端子経由で外部機器との接続も可能だ。欧州向けモデルはデジタル・アナログの地上波放送に対応する。

■北米発売のチューナー搭載モデル仕様(65V型/50V型/37V型共通)

●表示画素数:1,920×1,080 ●チューナー:地上波デジタル・アナログ、ケーブルTV ●入出力端子:コンポジット映像×1、S映像×1、コンポーネント映像×2、HDMI×1、IEEE1394×2、アナログRGB×1、音声入力×1、音声出力(アナログ/デジタル)、RS-232C×1

【問い合わせ先】
(株)富士通ゼネラル 映像情報事業部
TEL/044-861-7726

(Phile-web編集部)

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