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ビクター、BD-ROMディスク制作用のMPEG-4 AVC/H.264エンコーダーを開発

2006/11/16
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日本ビクター(株)は、MPEG-4 AVC/H.264規格対応の「インテリジェントHD エンコード(符号化)技術」と、同技術を搭載した「インテリジェントHDエンコーダシステム」を開発した。


ミラー上に分割した比較用映像。画面左は18Mbpsのエンコード映像。右はオリジナル映像
「インテリジェントHDエンコーダシステム」は、1920×1080/24pまたは60iのフルHD映像を、24〜12Mbps程度のMPEG-4 AVC映像に圧縮するソフトウェアエンコーダシステム。オリジナル映像の画質をほぼ維持したまま、MPEG-2に比べて低ビットレートで記録ができるので、「2時間を超える長時間のコンテンツを1層Blu-ray ROMディスクでも制作可能となり、ディスクコストと環境負荷の低減を実現する」という。

高精度な符号化パラメータの制御によるエンコードで問題となる処理負荷の増加を、独自の適応型動き推定アルゴリズムなどにより低減。これにより、ソフトウェアエンコードでの高精度な符合化が可能になった。2パスエンコードを採用しており、きめ細かく符号化パラメーターを制御することができる。


「インテリジェントHDエンコーダシステム」導入スタジオ
また、ソフトウェアエンコーダーなので、低コストのPC単体システムから、ハイパフォーマンス名分散処理システムまで、スタジオ側の要望に応じた柔軟なシステム構成が可能。システム導入後の構成変更にも容易に対応できる。

ビクターでは、このシステムを、本年10月から同社100%出資子会社の(株)ビデオテックに導入して稼動を開始。今後、本システムの高画質・高符号化効率の特徴を活かし、オーサリング業務の営業展開を行っていく。

【問い合わせ先】
日本ビクター(株)
コーポレート コミュニケーション部 広報グループ
TEL/045-450-2951

(Phile-web編集部)

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